JR東日本は、イギリスの駅で自動販売機を運営するDecorum Vending社の全株式を、現地法人のJRE Business Development UKを通じてを通じて取得した。

イギリスの駅を中心とした交通拠点での自動販売機ビジネスをこれまでの50台から1,000台規模に拡大する。さらにAIを活用したデータ分析、スマートな決済手段、省人化によるオペレーションを実現する技術などを活用したスマートリテールビジネスを展開する。欧州各国への展開も見込む。

JR東日本は2019年以降、イギリスでデジタル自動販売機ビジネスを展開しており、事業のポテンシャルを確認できたことから6月に現地法人を設立していた。

Decorum Vendingは、イギリスの鉄道運行会社の約9割から自動販売機の運営権を獲得し、事業を展開している。遠隔での在庫管理システムやAIによるオペレーターの補充ルート構築機能を活用した運営体制、環境に配慮した自販機サービスを構築し、自動販売機を活用した広告やプロモーションビジネスなどの事業も展開している。