Photo: 小暮ひさのり

好き。だけどちょっと好きじゃない。

iPhoneは今やカメラ。さまざまなシーンで「撮影」や「配信」が楽しみのひとつとして広まっています。そんな世の中ですから、こんな撮影ガジェットがあったら便利じゃない! が製品化されていたので、実際に購入して試してみました。

VEGER Snap CAM
5,980円
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ユニークが輸入販売を行なっている、iPhoneに装着してカメラっぽく使えるしMagSafeで充電できるよグリップこと、「VEGER SNAPCAM」です。

Photo: 小暮ひさのり

付属品は本体とストラップ、充電ケーブル、マニュアル、そして写真には映っていませんが、MagSafe装着用リング(MagSafe非対応機種に貼り付ける)が同梱されています。

そして、iPhoneとの接続は無線(Bluetooth)なので、利用時はケーブルレス。ペアリングすると本体のシャッターボタンとカメラアプリのシャッターが連動します。

Photo: 小暮ひさのり

iPhoneへの取り付けはMagSafeでくっつけるだけという、手軽さも良し。

磁力? 問題無いレベルでした。

そりゃブンブン振り回したら脱落すると思いますが、多くの人が手ブレしたくなくてこういうものを装着すると思うので。

Photo: 小暮ひさのり

あと、グリップ部にには2,200mAhのバッテリーを内蔵しているので、撮影しながらMagSafeでiPhoneをワイヤレス充電できるんです。すごくない?

グリップ感良し。縦撮影にも対応できる

Photo: 小暮ひさのり

実際グリップを持ってみると、グリップ感は確かに良いですね!

さらにシャッターボタンも大きめで、自然と指が添えられるスイートスポット。押し込んだときのフィーリングも悪くなくて、写真を撮るぞ。感がしてこれは確かに気分がアがるゥ!

Photo: 小暮ひさのり

自分から見た時はこう。

iPhone 15 Proの場合、ギリギリ画面に手がかぶりませんが、MaxやPlus系の大画面モデルだと画面右端まで握るスタイルになるので、誤タップに注意。

この時画面に指がかからないように持つと、安定感が良くない印象です。片手持ちもイケるけど、左手はやはり添えた方が安心できますね。

Photo: 小暮ひさのり

実は縦持ちもOK。MagSafeなので角度フリーダムです。

そして、重量バランス的にこの持ち方が安定します。最近は縦動画のほうが主流まであるので、旅行や街歩きでこのスタイルで充電しながら撮影できるってところに可能性を感じるなぁ。

カジュアル感と本格感がせめぎ合う

Photo: 小暮ひさのり

この「VEGER SNAPCAM」、正直な感想を言うと僕の中で「このくらいのカジュアル感のほうがいい」と「もうちょっと本格的にカメラしてほしい」という相反する2つの意見が争っています。

装着は本当に手軽で、ワイヤレス充電しながら使えるのは本当に便利。有線で何も接続しなくていいですからね。この手軽さで「撮るぞ!」と気分を撮影モードに持っていけて、グリップ感良く操れるのは気持ちよくなれますね。

Photo: 小暮ひさのり

一方で、楽しいからこそ欲が出ちゃって、どこかにハードウェアズームボタンが欲しくなっちゃいましてね…。

さらに言えばコンデジ風に、ポケットに雑にしまって雑に取り出す。をやりたくなるんですが、出し入れする時剥がれたら怖いな…感がどこかにあって、僕にはそこまで雑に扱う勇気が出ませんでした。

充電しながら使えるのも一長一短です。稼働時間を伸ばせる一方でカメラ使いながらワイヤレス充電は発熱がすごくてですね…。

う〜ん…悩ましいですねこれは。

カジュアルな雰囲気ガジェットとしては満点なんですが、その雰囲気に見合う操り方はできない。このもどかしさ…。何なのこれ? 恋?

好きなのにちょっと嫌い。でも、これって好きってことだよね?

Source: Amazon, ユニーク