「虎に翼」美佐江が怖すぎると話題に【ネタバレ注意】
伊藤沙莉が主演を務める連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月〜土、午前8時〜ほか)第86回が29日に放送され、森口美佐江(片岡凜)が「怖すぎる」と注目を浴びた。
美佐江は、寅子(伊藤)が担当した民事調停で関わった森口(俵木藤汰)の娘で、喫茶「ライトハウス」で玉(羽瀬川なぎ)の英語の授業を受けている高校三年生。成績優秀で、法学部志望ということもあり、寅子と親しくなるというキャラクターだ。
第17週(7月22日〜)から登場し、第83回(24日)では寅子に「先生は私の特別です」と言って赤い腕飾りをプレゼント。後に、頻発するひったくり事件の窃盗犯が同じ腕飾りをしていたことから美佐江の関与が疑われた。そんな中、美佐江が寅子に志望大学について相談したいと訪ねてきて、腕飾りを持っていてくれて嬉しいと喜ぶ。寅子は美佐江に他に腕飾りをあげた人はいるか、美佐江が言う特別とはどういう意味かと聞いたところ、美佐江の態度は豹変。寅子にあげた腕飾りを引きちぎって、用事を思い出したと言ってその場を去った。
そして迎えた今回。外で寅子に声をかけ、「教えてもらったとおり、家族に当てはめて考えると、法律の理解が進みますね」と笑顔で伝えた美佐江。彼女が寅子にあげた腕飾りを引きちぎった日以来、連続ひったくり事件はぱったりとやみ、寅子は美佐江に抱いた疑念や恐怖に対して答えを出せていないという状況が描かれた。何事もなかったかのように「こんにちは。元気ですか?」と自分から寅子に近づき、声をかける美佐江の姿には「めちゃめちゃ怖い」「イヤミス展開しそうで怖い」などと恐れる声がSNSにあがり、話題となった。
朝ドラ・110作目の「虎に翼」は、女性法律家の先駆者である三淵嘉子さんをモデルとしたオリジナルストーリー。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった一人の女性が、困難な時代に道なき道を切り開き、苦境に立たされた人たちを救うために奔走する姿を描く。脚本は吉田恵里香。(清水一)