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『THE BATMAN―ザ・バットマン―』(2022)のスピンオフドラマ「ザ・ペンギン(原題:The Penguin)」は、『ザ・バットマン2(原題:The Batman 2)』に直接つながるシリーズになるようだ。ショーランナー・脚本家のローレン・ルフランが米に明かした。

「ザ・ペンギン」は、コリン・ファレル演じるペンギン/オズワルド・コブルポットを主人公とした、『ザ・バットマン』の約1週間後から始まる物語。マフィアのボス、カーマイン・ファルコーネ(ジョン・タトゥーロ)不在による「権力の空白」に焦点が当てられる。

ルフランによれば、本作は『THE BATMAN―ザ・バットマン―』と続編『The Batman 2』の「橋渡し役になる」とのこと。「マット(・リーヴス、監督)が計画している映画2作目にほぼ直接的に関わっています」と述べ、映画第1作と第2作をつなぐ役割を担うことを明かした。内部では「バットマン・エピック・クライム・サーガ」と呼ばれているらしく、世界観のさらなる拡大が期待できそうだ。

またルフランは、本作を「『スカーフェイス』の物語です」と表現。『スカーフェイス』(1983)といえば、アル・パチーノ演じる青年が裏組織の頂点に立つ様を描いた名作だ。これになぞらえ「オズワルドが真の頂点に到達する前の物語です」と説明している。

「本作はオズワルドの世界です。街の裏の世界で生きているのです。オズは行動派で策略家。常に信頼できる人間ではありません。とても賢く、理路整然としていますが、非常に衝動的でもある。彼が何をするか予測できないのです。」

「ザ・ペンギン」の出演者はファレルのほか、ソフィア・ファルコーネ役で『パーム・スプリングス』(2020)クリスティン・ミリオティ、犯罪王サルバトーレ・マローニ役で『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)「デクスター:ニュー・ブラッド」(2021-)のクランシー・ブラウンほか。

脚本・ショーランナーは「エージェント・オブ・シールド」などを手掛けてきたルフラン、第1話~第3話の監督は『ザ・ハント』(2020)のクレイグ・ゾベルが務める。製作総指揮にはルフラン&ゾベル&ファレルのほか、『ザ・バットマン』のマット・リーヴス、プロデューサーのディラン・クラークらが名を連ねている。

ドラマ「ザ・ペンギン(原題:The Penguin)」は2024年9月、米Maxにて配信開始。全8話構成。

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