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夏は恋の季節、そこで過去5万本の記事より反響の大きかった恋にまつわる記事をピックアップ!(初公開2023年8月16日 記事は取材時の状況) *  *  *

 まわりにいる人を信頼することも大切だが、ときには疑ってみることも必要かもしれない。そんな現実を突きつけられたのは、今回話を聞かせてくれた上野朋子さん(仮名・27歳)。そのあとは、まわりの人を見る目がすっかり変わってしまったと嘆き、詳細を話してくれた。

◆小学生の頃からの親友とカップルで食事会

 仕事関係で知り合ったKさん(33歳)との交際開始から、いよいよ来年で5年目を迎えることになった朋子さん。2人が同棲するマンションで食事会を開催し、小学生の頃から親友のR奈さん(27歳)とKさんを引き合わせようと考えた。

「2人とも、私のとても大事な人。それに、R奈には事前に結婚報告もしたかったので、ちょうどいい機会だと思いました。R奈は私たちの婚約をとても喜んでくれ、ワインで乾杯。R奈とKもすぐに打ち解け、食事もお酒も進み、すごく楽しい時間でした」

 自分の大切な2人が仲良くしてくれるのを嬉しく感じながら、気持ちよくお酒を飲んでいると、だんだんと眠気が。このところ激務が続いていた朋子さんは、ウトウト。いつの間にか、記憶が曖昧に。

◆目が覚めたときには2人はどこかへ

「目が覚めたときには、もうすっかり明るくなっていて、時計を見ると10時過ぎ。私は、昨日3人で盛り上がったリビングでのソファーで寝てしまったようでした。R奈はもう帰宅したようで、Kからは『急な仕事が入ったので、出かけてきます』とのメッセージ」

 朋子さんは、すぐにKさんとR奈さんにLINEで寝落ちてしまったことを謝罪した。ところが、2人からの返事はない。2人はいままで、仕事中でも会議などがない限り、数分で返信してくることがほとんどだった。

「そのため、食事会を提案した私が寝落ちたせいで2人が気を悪くしたかもとヒヤヒヤ。たとえば、はじめて同士の2人では時間を持て余してしまったのかもしれないとか、切り上げるタイミングがわからずにお互い気まずい思いをしたとか、いろいろと考えました」

◆その日を境に彼氏の帰宅が遅くなる

 でも、夕方頃になって2人から次々に返信があり、R奈さんからは「気にしてないよ。昨日は楽しかった! ありがとう」とメッセージ。Kさんからも「お疲れさん。今日、遅くなりそうだから、ゆっくり休んでて〜」と、気遣いあふれるメッセージが届いた。

「私の気にし過ぎだったのかと、ホッと一安心。ただ、いつもならベッドへ運んでくれるはずのKが、私をソファーに寝かせたままだったというのは少し思うところがありました。そのため、夜ご飯はKの大好きなステーキを準備。帰りを待ちました」

 けれど、その日は帰宅が22時過ぎ。そして、いままで定時帰宅だったKさんから「仕事の態勢が変わった」と説明があり、その日を境に帰りが遅くなっていった。2か月ほどは家でドラマなどを観て過ごした朋子さんだったが、久々に遊びに行きたいとR奈さんに連絡。

◆彼氏と親友の関係に胸騒ぎが…

「ところがR奈には『最近、彼氏ができちゃって……』と言われてしまったのです。R奈のことも誘いづらくなってしまい、しばらくは仕方ないなぁと、のんびり過ごしていました。でも、ふと胸騒ぎというか、違和感を覚えたのです」

 その違和感を確かめるため、朋子さんはR奈さんとKさんについて調査を開始。それでもハッキリしないため、ある作戦を実行した。それは2人に、架空の出張日を伝えること。R奈さんには怪しまれないように、出張する地域名を伝えて欲しいお土産がないか聞いてみた。