チェイスザドリーム(7月17日撮影、(c)netkeiba)

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 元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が22日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。28日(日)に新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュ(3歳上・GIII・芝直1000m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。

 田井氏は複数頭の名前を挙げたが、韋駄天Sを制したチェイスザドリーム(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)を真っ先にピックアップした。同馬を「ゴリゴリのダート馬にも見劣らない臀部の筋肉の容量と、芝馬と言われても何の不思議も覚えない軽やかな胴体のハイブリッド」と表現。「まさしく千直巧者の馬体をしている」と太鼓判を押した。前走の韋駄天S勝利時は馬体重が470kg。軽量馬が良績を残している過去の傾向から、体が大きすぎない点もポイントとした。

 また、国内のダート戦でもっとも激流になりやすいカペラSを2番手で運んだ点から、「先行力も申し分ない」と発言。1週前追い切りで坂路4F49.1秒の一番時計を記録しており、「輝く毛ヅヤや、澄んだ瞳からは体調の良さが伝わってきます」と状態面からも強調した。アイビスSDは例年54秒台で決着しており、持ち時計(55秒0)の短縮は必須。だが、この点についても「スピード負けするような馬体はしていない」「夏の新潟開幕週なら、大幅に時計を縮めることができる」と述べた。