オフィス外でも仕事をする近年のビジネスパーソンにとって、モバイルバッテリーや充電器、ケーブルといったアイテムは、カバンの中にそれぞれ入れておくべき製品でしょう。筆者も屋外での取材時には、パソコンとスマートフォンをいつでも充電できるよう、各アイテムを持ち歩いています。

 モバイルバッテリーの多くは、ケーブルを別途用意し、パソコンやスマートフォンに給電します。筆者の場合は、カフェなどの電源タップが使えるお店で作業する際にも使えるよう、ACアダプターも持ち歩いていますが、どうしても荷物が増えてしまうのが難点。そこでアンカー・ジャパンの3 in 1モバイルバッテリー「Anker Power Bank」を試してみました。

 Anker Power Bankは、1万mAhのモバイルバッテリーに、充電ケーブル、プラグが一体になった製品です。

 本体質量は約250g。1万mAhのモバイルバッテリーとしては比較的軽量なのに加え、ケーブルやプラグが一体になっていることで、ほかの周辺機器を持ち運ぶ手間が省ける利点があります。

使わないときはケーブルをストラップにして持ち運べるが、断線には注意

 充電は最大30Wで、パソコンやスマートフォンはある程度のスピードで充電できます。近年よく見かける120Wの急速充電といった、超高速ではないものの、屋外での充電と考えれば十分な速度です。

ディスプレイにバッテリー残量が表示されるのもポイント

 本体に付属しているケーブルのほか、USB-Cポートも別途搭載されているので、2台のデバイスの同時充電も可能。付属ケーブルはUSB-Cなので、iPhone 14以前のモデルを使用している場合は、別途Lightningケーブルを持ち歩きましょう。余談ですが、iPhone 15シリーズからUSB-C対応になったことで、こういった製品の利便性が上がったのも、嬉しいポイントに感じています。

 本体の充電は、付属するプラグをコンセントに刺すだけでOK。この状態では、ACアダプターとしても使えるので、屋内・屋外のどちらでも活躍します。充電器選びに困ったら、とりあえず本製品を用意しておけばいいとすら思えるほどです。

プラグは折りたためるので、携帯時にほかの製品を傷つける心配もほぼない

 公式サイトでの販売価格は7990円。1万mAhのモバイルバッテリーとしては標準的な値段ですが、ケーブル、ACアダプターもセットと考えれば、充分お買い得でしょう。

製品名 発売元 実売価格 Anker Power Bank (10000mAh, Fusion, Built-In USB-C ケーブル アンカー・ジャパン 7990円