元宝塚花組トップスター柚香 光がスターダストプロモーションに所属「誠心誠意努めてまいります」
元宝塚歌劇団花組トップスターの柚香 光(ゆずか・れい)が、7月1日よりスターダストプロモーションに所属したことが発表された。
柚香 光は、1992年3月5日生まれ、東京都出身。身長171センチ。宝塚音楽学校を卒業し、2009年に歌劇団95期生として、宝塚歌劇団の中でも1921年設立の歴史ある花組に配属。入団後はすぐに集英社発売のファッション雑誌「non-no」に取り上げられるなど、注目を集め話題となった。 新人公演の主演を3度務め、『ポーの一族』や『花より男子』などを経て、2019年11月 花組トップスター に就任。お披露目公演『はいからさんが通る』や『うたかたの恋』など多くの作品を経て、『アルカンシェル~パリに架 かる虹~』をもって2024年5月26日に退団した。
宝塚歌劇の舞台では不朽の名作や話題作に携わってきた、柚香 光。作品の役柄を精確に演じ分ける演技力には定評があり、鬘やメイクはもとより、姿勢・仕草・声色・雰囲気など、作品ごとに変幻自在に姿形を変え、全くの別人を生み出す力に長けているとの評価を得ていた。苦悩と葛藤に生きる天才作曲家リストや己の出生や悲恋に身悶える闘牛士、能天気で自己中心的なNY育ちのわがまま御曹司役から、人情味あふれる粋な貧乏侍など、佇まいから雰囲気までその表現の全てが好評で盛況を得た。演出家からは、セリフや歌における説得力に迫力があり、コメディであれシリアスであれ、役の言動が真に心の奥底から出る役者であるとし、脚本と演出の要求を最高の形で舞台に生かしてくれる存在であるなど評されている。
加えて、少女漫画のヒットキャラクターも多く演じ、『ポーの一族』(原作:萩尾望都)の アラン役、『花より男子』(原作:神尾葉子)の道明寺司役、『はいからさんが通る』(原作:大和和紀)の伊集院忍役など、あたかも漫画から飛び出してきたような姿形にファンは大いに湧いた。実際に、原作者の方々からは「(自身が描いた)漫画から飛び出てきたような印象をもった」と驚きながらも評された。
これらの卓越した才能をもって、柚香 光はミュージカルのみならず、今後はストレートプレイにも挑戦したいとの思いに溢れている。
宝塚歌劇のショーでは“ショースター”との異名で評判を得ていた。代表作は、情熱的なラテンの世界で柚香の野性的な色気を表現した『Cool Beast!!(クールビースト)』。2023年宝塚歌劇の幕開けを飾った荘厳華麗なレヴュー作品『ENCHANTEMENT(アンシャントマン) -華麗なる香水(パルファン)-』など。卓越した自己プロデュース能力も相まって、ダンスパフォーマンスはファンを熱狂的に沸かせてきた。今後は、海外の方とのエンターテインメントも目指したいとの意欲も見せている。
さらに、在団中の2017年からは英国ブランド「JOSEPH(ジョゼフ)」を。2021年からはコスメブランド「チャコット」のモデルを務めた。
一方、2023年9月22日に配信リリースした「READY STEADY GO」が、翌月10月にはmora WALKMAN公式ミュージックストアでダウンロード1位になるなど話題となった。
今後は、退団後の活動として、初のソロコンサートである柚香 光 1st Solo Concert『TABLEAU』が控えている。
柚香 光 コメント
この度、スターダストプロモーションに所属させていただくことになりました柚香 光です。
これからどんな道を歩んでどんな景色と出会うのか、緊張と不安もございますが、舞台への新たな意欲、映像の世界への挑戦、色々な事を学びながら、多くの皆様に喜んでいただけるよう、事務所スタッフの支えのもと、誠心誠意努めてまいります。よろしくお願いいたします。