【シェフ三國の簡単フレンチ】刺激的なソースで悪魔的な鶏肉料理「プーレ ア ラ ディアブル」作ってみた

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本格フレンチなのに家庭で簡単に再現できるという、三國シェフの夢のようなYouTube。今回も簡単に手に入る鶏肉を使ったレシピですが、料理名に「ディアブル」つまり「悪魔」という言葉が使われている恐ろしい⁉料理です。確かにヨーロッパ系の料理って、ときどきこうした大げさな名前が付いていたりしますよね。ということで、さっそく作ってみました!

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三國シェフの「プーレ ア ラ ディアブル(Poulet à la diable)」の材料と作り方

【材料】※1人前
・鶏もも肉…1枚
・塩…適量
・カイエンペッパー…適量
・オリーブオイル…大さじ1/2
・パン粉…15g
・パセリ…少々
・マスタード…小さじ2(粒マスタードでも可)
・蜂蜜…小さじ1/2
・ウスターソース…小さじ1/2



パセリはみじん切りにしておきます。
トースターのトレイにアルミホイルを敷いておきます。

【作り方】※調理時間:25分
1. ボウルにマスタード、蜂蜜、ウスターソースを入れてよく混ぜておきます。



2. 鶏肉の皮面全体をフォークで何か所も突き刺し、塩、カイエンペッパーを両側に振ります。



3. フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、皮面から焼きます。


※シリコンベラなどで肉をフライパンに押し付けるように焼くときれいに焼けます。

4. 時々裏返しながら皮面がこんがり焼けたら、フライパンのオリーブオイルをスプーンですくって皮面にかけます。


※オリーブオイルをかけることで、ジューシーに焼けます。

5. 裏も同様にこんがり焼き、オリーブオイルをスプーンですくってかけます。



6. 火を止めて肉を取り出し、トースターのトレイに置きます。



7. オリーブオイルの残ったフライパンにパン粉とパセリを入れて、オイルを吸わせるように混ぜ合わせます。



8. 取り出しておいた肉の皮面全体にマスタードのソースを塗り、その上にパン粉とパセリを混ぜたものを全体に乗せます。トレイごとトースターに入れて強火で30秒程度、パン粉の上がちょっと焦げ目がつく程度に焼きます。


※バーナーで焙ってもいいですが、慣れない人はトースターの方が安全です。



9. 器にそのまま肉を盛りつけて、トレイに残った汁も周りにかけて出来上がりです。



鶏ももを1枚使いますので結構ボリュームがありますが、皮はカリカリ、肉はジューシーに仕上がっていますので、食感もよくどんどん食が進みます。悪魔風という名前がついているのでピリピリと辛い方がいい、と三國シェフが言っていましたのでたっぷりとカイエンペッパーを入れたのですが、思ったほど辛く感じませんでした。悪魔なので、もっと「これでもか」というくらい入れてもいいということですね。マスタードと蜂蜜を使ったソースのおいしさもあって、辛みよりおいしさの方がはるかに強い料理です。

三國シェフは20代の頃に、スイスにあるフレディ・ジラルデさんの店にいつも通り飛込みで雇ってもらったそうですが、ジラルデさんは「悪魔と天使が同居する天才料理人」と呼ばれていたそうです。ポール・ボキューズ、ジョエル・ロブションと並び称されるほどのシェフで、三國シェフは彼の下で多くの影響を受けたそうです。それにしても、三國シェフは不思議なくらいに天才と縁が深いことに驚かされます。

いつ頃からか激辛料理が流行して、ハバネロとかデススコーピオンとかちょっと物騒な名前がたくさん聞かれるようになりました。度を越した辛さは好きではないので、わたしが使うのはもっぱらチリとかカイエンペッパーです。唐辛子は世界中に結構な種類がありますが、カイエンペッパーは種類の名前ではなく、完熟した赤唐辛子を乾燥させた香辛料のことを言います。レトルトのカレーにちょい足ししてもいいですし、結構便利に使えるので買うときは1kgの大袋にしています。香辛料って、少ない量で買うと割高ですからね。

辛さは加減できますし、とにかくおいしい鶏料理ですので、ぜひ作ってみてください!

※1歳未満の乳児には、ぜったいに蜂蜜を与えないでください。腸内環境が未熟なため、「乳児ボツリヌス症」を発症する危険性があります。