エフフォーリア(撮影:下野雄規)

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 北海道・苫小牧のノーザンホースパークで8日(月)、9日(火)に行われる「セレクトセール2024」。主催者が厳選した良質なサラブレッドが上場されることで知られ、今年も2日間で400頭以上のバラエティに富んだ幼駒が上場を予定している

 9日(火)に行われる当歳セールでは、21年の皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念を制し、年度代表馬に輝いたエフフォーリアの産駒が初登場。本稿では今年上場される同産駒を紹介する。

■上場番号312:チャイマックスの2024(牡)

 ノーザンファームの生産馬。母はダート中距離で2勝を挙げた。叔母のズシャ(Zusha)は19年のバヤコアS(米G3)で2着など、北米のダート路線で活躍。母父にコングラッツ(Congrats)を持つ馬はダノンデサイル、フォーエバーヤングなどがおり、今年注目を集めた。

■上場番号326:シーソルティキッスの2024(牡)

 田上徹さんの生産馬。母は未勝利馬だが、半兄セイウンパシュートは3歳3月に勝ち上がり、現在は1勝クラスで4戦連続2着に惜敗している。母の姉に10年の三冠牝馬アパパネがおり、アカイトリノムスメ、ジナンボー、ラインベックらと同じ一族。

■上場番号342:ヒラボクウィンの2024(牡)

 辻牧場の生産馬。母は現役時代に未勝利だった。一族にはダートの活躍馬が多く、伯父のヒラボクキングは12年の平安S覇者。半兄のヒラボクラターシュはオープン特別を2勝したほか、19年の佐賀記念を制している。

■上場番号452:カゼルタの2024(牡)

 ノーザンファームの生産馬。母はJRAの芝2000m戦で4勝を挙げた。母のきょうだいには活躍馬が多数。伯父のアドマイヤテンクウは10年の京成杯2着、同じくアドマイヤスピカは13年のセントライト記念3着。叔父のエルデュクラージュは南関東で重賞2勝を挙げたほか、22年の川崎記念で2着に入った。

■上場番号465:ダイワドレッサーの2024(牡)

 矢野牧場の生産馬。母は1勝馬だが、16年フェアリーS、ラジオNIKKEI賞で2着。また、同年の福島記念で3着と重賞で活躍した。

■上場番号544:リッスンの2024(牡)

 ノーザンファームの生産馬。アイルランド生まれの母は07年のフィリーズマイル(英G1)覇者で、一族には国内外での活躍馬が多数いる。一例を挙げれば、本馬のきょうだいに菊花賞2着のサトノルークス、15年ローズS覇者タッチングスピーチ。ほかにも、日本のダート路線で活躍したファッショニスタ、昨年の2歳女王アスコリピチェーノ、G1・4勝のヘンリーザナビゲーター(Henrythenavigator)などが同じ一族にいる。