「赤ちゃんを抱いて電車に乗ったら、中年女性が近付いてきて...。言われた言葉にボロボロ涙が」(神奈川県・50代女性)

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シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Yさん(神奈川県・50代女性)

その日、Yさんは数か月前に生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして、電車に乗った。

すると彼女たちに気付いた中年女性が近付いてきて、子供の顔を見るなり話しかけてきたという。

<Yさんの体験談>

第二子を妊娠中に離婚することになりました。結局、離婚が成立したのは出産後でしたが、育児休業中は深い闇の中にいるような気持ち。

その日は前の職場の先輩がお茶に誘ってくださり、生まれて数か月かの子供を抱っこして電車に乗りました。

「負けんじゃないよ!」

すると、中年の女性が近寄ってきて、子供の顔を見ながら言うのです。

「いい顔だよ〜。負けんじゃないよ!」

ニッコリしながら話しかけてくださったその言葉が、まるで、私の人生を知っているかのようで、私は涙をボロボロと流していました。

今思えば私が悲壮感ただよう顔をしていたのかもしれません。

見ず知らずの、会ったばかりの方からそのように接していただき、「この方は神様なの?」と思ったことを今でも鮮明に覚えています。

電車に乗って2〜3駅の間だったと思うのですが、神がかった時間でした。

その子供も中学生となり、私たち家族は元気にやっています。

当時は泣きすぎてお礼をお伝えすることもできませんでしたが、その節は本当にありがとう御座いました。

もし、お会いできるなら直接お礼を伝えたいです。


誰かに伝えたい「あの時はありがとう」「あの時はごめんなさい」、聞かせて!

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。

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(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談を、プライバシー配慮などのために編集している場合があります。あらかじめご了承ください)