トップデサイルの2021(提供:日本競走馬協会)

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 セレクトセールにはラッキーナンバーがある。それは126番。20年以降の該当4頭のうち、デビュー済みの3頭は全てGI/JpnIを勝利しているのだ。

 順番に紹介しよう。20年の「カルティカの2019」はアスクビクターモアで22年の菊花賞、21年の「アムールポエジーの2020」はデルマソトガケで22年の全日本2歳優駿、そして22年の「トップデサイルの2021」はダノンデサイルで今年の日本ダービーを制した。ちなみに昨年の「キャンプロックの2022(牡、父キズナ)」はキャロットクラブにおいて総額6000万円で募集されている。コーチェラバレーという馬名で、ダノンデサイルと同じ安田翔伍厩舎からデビュー予定だ。

 そして注目される今年の126番は「ダンスグルーヴィの2023(牝、父サトノアラジン)」だ。曾祖母は04年の桜花賞と06年のヴィクトリアマイルを制したダンスインザムード。近親にはダンスインザダークやダンスパートナー、エアダブリンやスズカマンボなどの名馬が並ぶ、社台ファームが誇る名牝系の出身だ。

 この馬を誰が競り落とすのか。そしてどの厩舎からデビューし、どんな成績を収めるのか。長い目で注目したい。