初勝利を挙げたジャリエル・ロドリゲス

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● マリナーズ 4−5 ブルージェイズ ○

<現地時間7月6日 T-モバイル・パーク>

 トロント・ブルージェイズが接戦を逃げ切り連敗ストップ。先発したジャリエル・ロドリゲス投手(27)がMLB初勝利を挙げた。

 今季7戦目のロドリゲスは初回、先頭打者から連続三振を奪う好スタートを切ると、3回裏まで打者一巡をパーフェクト投球。4回裏には連続四球で一死一、二塁のピンチを背負うも、4番フランスの打球を左翼手ドールトン・バーショがダイビングキャッチ。素早い送球でライナーゲッツーを奪い、無失点で切り抜けた。

 5回裏には先頭打者に安打を許すも、後続を打ち取り無失点。6回裏はわずか9球で三者凡退とし、6回82球を投げて1安打、2四球、6奪三振、無失点という内容。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 ブルージェイズは4回表、ロドリゲスとバッテリーを組む女房役のアレハンドロ・カークが適時二塁打を放って先制。カークは7回表にも犠飛で追加点を挙げ、ロドリゲスを援護。リリーフ陣が1点差まで迫られながらもリードを守り抜き、連敗を3でストップ。ロドリゲスが今季1勝目を手にした。

 WBCキューバ代表のロドリゲスは2020年から3シーズン中日でプレー。昨季オフに自由契約となり、今季からブルージェイズと5年契約。背中の故障によりスプリングトレーニングに出遅れ、今季は3Aバッファローで開幕。現地時間4月13日のロッキーズ戦でMLBデビューを果たすも、同30日から胸椎の炎症により負傷者リストへ入り、同6月21日に復帰。今季7先発で28回1/3を投げて1勝3敗、防御率3.68をマークしている。