重賞ウイナーがもっとも多く出た年は? セレクトセールの記録を深堀り
北海道・苫小牧のノーザンホースパークで7月8日(月)、9日(火)に行われる「セレクトセール2024」。毎年多くの活躍馬を送り出す、日本最大級の競走馬セールで、これまでに生まれた記録とは。今回は「JRA重賞馬が多く出た開催年」にスポットを当てる。
もっとも多かったのは2013年で16頭。2億4150万円で落札されたマルペンサの2013(サトノダイヤモンド)が菊花賞、有馬記念を制したほか、ベルアリュールIIの2013(アドマイヤリード)、ミュージカルウェイの2012(ミッキークイーン)、ジョコンダIIの2012(サトノクラウン)とGI馬が4頭いる。また、ヤングマンパワーが重賞3勝。グレイトパールが中央、地方のダート重賞を沸かせた。
次点は14年と16年で15頭ずつ。14年は1億6740万円で競り落とされたピラミマの2014(スワーヴリチャード)が大阪杯、ジャパンCとGI・2勝の活躍。さらにレーゲンボーゲンの2013(レインボーライン)、マネーキャントバイミーラヴの2013(ミッキーロケット)、オブザーヴァントの2013(セイウンコウセイ)がGIを勝っているほか、サマーハの2013(シャケトラ)などがバイプレーヤーとして存在感を見せた。
16年は2億5920万円で落札されたマンデラの2016(ワールドプレミア)が菊花賞を勝ち、リトルブックの2016(ロジャーバローズ)が日本ダービーで世代の頂点に立ったほか、クロノロジストの2015(ノームコア)がヴィクトリアM、香港CとG1・2勝の活躍だった。そのほか、ラリズの2016(ヒシイグアス)、ベイトゥベイの2015(スワーヴアラミス)が重賞3勝。8歳になった前者はJRAで、9歳の後者は地方競馬で現役を続けている。