分かりやすく文章を書いたつもりなのに、「意味が分からないんだけど」と突っ返された経験はないだろうか? つい「そっちの読解力がないからでしょ!」と頭に血が上りがちだけど、それは自分の文章力が未熟な証拠。素直に受け止めて、分かりやすい文章が書けるようになりたいものですなぁ・・・はぁ(ため息)。

 しかし、なぜ自分では“分かりやすいように書いた文章”が、読む人にとっては"分かりにくい文章"になってしまうのだろう? 主にビジネス関連の話題を扱っているブログ『POLAR BEAR BLOG』に、その原因について触れた記事があった。引用させていただくと、以下の通り。

(1)「どうやって(HOW)」ばかりで「なぜ(WHY)」が少ない
(2)細部に関することが多い
(3)専門用語・略語が多い
(4)カッコよく・賢く見せようとしている(そのためにわざと難しくしている)

 ああ、どれも思いあたることばかり・・・。これらのことがあてはまる文章は、結果的に“自分だけが分かる文章”になってしまう。でも、自分で書いているのだからしょうがない気もするし・・・一体どうすれば??

 「『ミシガンメソッド』を意識して書くようにしましょう。これはミシガン大学から発祥したとされる名言なんですが、日本語訳すると『良い文章とは女性のミニスカートのようなもので、短ければ短いほど良い。だが、最も大切な部分はカバーしていなければならない』といった意味になります。つまり、“必要なことだけを書くようにしよう”ということですね」(某大学教授)

 なるほど。これから文章に詰まった時は、“女性がミニスカートを履いてる図”を想像すればいいワケだ。男性諸君は思わずニヤけてしまわないよう、十分注意して!

 「もしミシガンメソッドを使っても上手くいかない場合は、文章に盛り込む情報を1つ1つ書き出してみることをオススメします。フセンやメモ帳などの紙1枚ごとに情報を1つだけ書き、すべて書き終わったら文章が成立するように並べ替えていく。"この情報を書くには前提としてどの情報が必要か"ということが、おのずと分かってくるはずです」(同)

 ちょっと手間がかかる作業だけれど、文章の構成力をつける良いトレーニングになるかも。ちなみにこの記事は、後者の「情報を1つ1つ書き出す方法」を実践して書かせていただいてます。・・・どうでしょう? 分かりやすかったでしょうか? (安田明洋/verb)

■関連リンク
「フツーの人には分からない文章」になる原因は? - 文中で紹介したブログ『POLAR BEAR BLOG』の記事