道悪の七夕賞はステイゴールド系の逃げ馬を狙え! 雨模様なら古豪の復活があるぞ
先週末は小倉が雨の影響を受けたが、あさっての日曜は福島の天気が崩れそうだ。馬場への影響は何とも言えないが、七夕賞は梅雨時の開催らしく、近5回中3回が稍重~重の一戦。念のために道悪前提の予想も考えておきたい。
20年以降の福島芝2000m、稍重~不良の29鞍を振り返ってみよう。最初に目に付いたのはステイゴールド系の奮闘ぶりだ。[5-5-2-37]の勝率10%、複勝率25%だから、そこまで好走率が高いわけではない。しかし、複勝回収率が154%もあるように、とにかく人気薄が走る。馬券に絡んだ12頭のうち、3頭が2桁人気。また、20年の七夕賞でクレッシェンドラヴ(父ステイゴールド)が1着、昨年の福島民報杯でエリオトローピオ(父ゴールドシップ)が2着となったように、上級クラスでも好走が目立つ。
もう一つの注目点は、逃げ馬の好走が多いことだ。[2-4-5-18]の勝率7%、複勝率38%。回収率は単勝で147%、複勝なら195%もある。3年前の七夕賞、7番人気のロザムールが2着に逃げ粘ったシーンを覚えているファンも多いだろう。
そこで今年のメンバーを見渡すと、この2つの条件にぴったりと合致する馬が見つかった。バビットである。ステイゴールドの孫となるナカヤマフェスタ産駒。言わずと知れた逃げ馬で、4年前には距離こそ200m違うが、福島&稍重のラジオNIKKEI賞を逃げ切った実績もある。ここは同型のセイウンプラチナとの兼ね合いがカギだが、その気になれば行けるだろう。3走前の京都記念が見せ場たっぷりの3着だったように、7歳となっても衰えなし。20年のセントライト記念以来となる重賞3勝目となっても決して不思議はない。