永野、再ブレイク中に感じた“限界”。噛みつき芸で支持者を得るも…「自滅しそう」
“毒舌M-1王者”とろサーモン久保田×ウエストランド井口が本音を聞いて本音で斬り込む、赤裸々音声バラエティ『耳の穴かっぽじって聞け!』。
6月11日(火)の同番組は「噛みつき芸の限界とその果て」をテーマに放送された。
今回本音を語ったのは、噛みつき芸で再ブレイク中の芸人・永野。
8年前、ラッセンネタで一世を風靡し、現在は“噛みつきキャラ”として再ブレイクしている永野だが、「限界みたいなのが意外と目の前に見えている」と語る。
さらにこの日は、永野自身が執筆した文章を紹介。そこには、この再ブレイクに対しての思いが赤裸々に綴られていた。
ラッセンネタで「一発屋の烙印」を押された永野は、仕事のモチベーションが下がるなか、コロナ禍でテレビ以外の配信にも出演にするように。
配信に関しての知識がなかった永野は「遊び」くらいの感覚で捉えていたため、何のプレッシャーも感じずに普段の自分に近いテンションで話していた。
また、確固たるポリシーがある“毒舌”とは違い、永野の噛みつき芸は「なんとなくそこに出たお題を面白がって言葉の響きを楽しんでいるだけで、深い怒りやメッセージもありません」とのこと。
ところが、昨年末から今年にかけて異変が起きたそうで、「その配信を観て共感したり支持をする人が増えてきた」と振り返る。
「誰も観ていないと思って話していた」という永野は、この事態に「『声なき者の代表』みたいに祭り上げられると発言に意味が出てきてしまう」と違和感を抱いた。
「テレビはお芝居の場所と言いますか、役割を演じる場所だという認識がありまして、そうなると今まで無邪気に言ってたことにも責任が生まれて途端につまらなくなると言いますか。急に“噛みつき芸人枠”という枠に自分を当てはめられそうで…」
この流れは過去にラッセンネタでブレイクしたときと似ていると明かし、「最初は無邪気にやっていたのに段々と責任を負わされて自滅しそうな気がしてなりません」と本音をぶつけた。
包み隠さずに本心を打ち明けた永野に、久保田&井口は「これはなかなか」と言葉を失う。
しかし、ラッセンネタの二の舞になるのではないかと危惧していることについて、井口は「今は違う出方だからそんなことにならない」とフォロー。
また、久保田も「陰で言っていたことを指示する仲間が増えてきたってこと。その仲間の数をめっちゃ増やしたらいいんじゃないって思う」と話し、支持者が増えていることはいいことだと励ました。