CL決勝に出場するサンチョ photo/Getty Images

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ボルシア・ドルトムントはジェイドン・サンチョのレンタル移籍の継続を熱望していると報じられているが、マンチェスター・ユナイテッドから再びレンタル移籍で獲得できる可能性は低いようだ。

独『Bild』によると、ドルトムントはサンチョの引き留めを望んでおり、サンチョ側も残留希望という相思相愛となっているが、ドルトムントの今夏の予算が約7600万ユーロとなっている部分がネックになっているという。加えて今夏のドルトムントの補強ポイントが新たなストライカーの獲得と、退団が予想されるベテランのマッツ・フンメルスに代わるディフェンダーの補強が優先となっていることも大きい。

サンチョは2023-24シーズンの1月にマンUからレンタル移籍で加入すると、目覚ましい活躍を見せ、ドルトムントのチャンピオンズリーグ決勝進出に大きく貢献した。CL決勝の前夜、サンチョはより良い選手になるために「自分自身で取り組んできた」ことを語った。

「こんなことは誰も予想していなかったと思う。チャンピオンズリーグの決勝に進出したんだ。とても幸せだよ。僕は恵まれている」

「一試合一試合自分を磨き、より良い選手になろうと努力してきた。個人で特別なメニューをこなしているんだ。すべてはチームのためにやっているし、僕を迎え入れてくれたチームメイト、そしてスタッフに感謝している」

サンチョのレンタル元であるマンUは新たな共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏によってシーズン終了後からクラブ改革が行われている。その中で、サンチョと対立関係となっているエリック・テン・ハーグがクラブの指揮を執る以上、マンUでの将来は不透明となっている。ドルトムントのレンタル移籍が継続されなかった場合、CLでの活躍を見てサンチョの獲得を検討するクラブも現れるだろう。