DFBポカール優勝時のインカピエ photo/Getty Images

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今季ブンデスリーガとDFBポカールを制してシーズン二冠を達成したレヴァークーゼンでは、才能豊かな若手選手の多くが今夏の移籍市場での注目銘柄として動向に関心が集まっている。

左ハーフバックのレギュラーとして今季公式戦43試合に出場し、レヴァークーゼンの躍進を支えたDFピエロ・インカピエも去就に注目が集まっている選手の一人だ。この2002年1月生まれで現在22歳のエクアドル人プレイヤーは、守備における対人能力の高さに加えて左足から長短の正確なパスを供給することができる万能型のディフェンダーで、既にリヴァプールやアトレティコ・マドリードが同選手の代理人と接触したというニュースも報じられている。

こうした中、インカピエの代理人を務めるマヌエル・シエラ氏はエクアドル紙『tera deportes』の取材に応じ、同選手の去就について以下のように語っている。

「ピエロにとって合理的と言える次のステップは、レヴァークーゼンよりも偉大な歴史を持つクラブに行くことだろう。我々は現在10から13のクラブとコンタクトを取っている。多くの人々と話をしている。ただし、ピエロは今のところレヴァークーゼンで居心地の良さを感じてもいる。彼が引っ越しをする必要があるかどうかは、今年の夏に分かると思う」

インカピエは2027年6月末までレヴァークーゼンとの契約が残っている。加えて、ドイツ紙『Bild』によると、同選手の契約には、他クラブから一定金額以上のオファーが来た際にレヴァークーゼンはそのオファーを拒否できないという契約解除条項が含まれていないという。

こうしたことから、実際に欧州のビッグクラブがインカピエ獲得に動く際には、巨額オファーが飛び交う争奪戦となるのは間違いないだろう。