「多様性はある?」盲目の芸人・濱田祐太郎が“バラエティ番組の実情”に斬り込む
“毒舌M-1王者”とろサーモン久保田×ウエストランド井口が本音を聞いて本音で斬り込む、赤裸々音声バラエティ『耳の穴かっぽじって聞け!』。
6月4日(火)の同番組は「多様性とバラエティ番組」をテーマに放送された。
【映像】盲目の芸人・濱田祐太郎が“バラエティ番組の実情”に斬り込む
今回、本音を語ったのは盲目の芸人・濱田祐太郎。盲目をネタにした漫談で『R-1ぐらんぷり2018』の王者に輝いた彼が抱いている、多様性への本音とは?
「テレビが多様性とかSDGsとかよく言っているなと思うけど、バラエティ番組とっても障害のある芸人さんあんまり出てない。多様性として成立しているのかな?と疑問に思う」と切り出した濱田。
SNSで再生回数が伸びたのをきっかけにバラエティ番組への出演をはたすタレントが多いという現状をあげ、「(障害者も)とりあえず呼んでみようはあっていい」と投げかける。
一方、自身のバラエティ番組への出演については、R-1優勝後は「いろんな番組から呼ばれた」と言いつつも、「ほかのR-1で優勝された方と比べると、『あれ?俺この番組呼ばれていないな』というのは結構あった」と打ち明けた。
さらにこの日は、濱田自身が執筆した文章を紹介。
そこには「バラエティ番組に障害のある芸人やタレントは殆ど出演していない。障害のある芸人やタレントは、ほぼ福祉番組に閉じ込められている気がする」「テレビ側が障害のある人をバラエティに出演させて受け入れる取り組みをしていないことが一番大きい原因」と、テレビが掲げる“多様性”とはかけ離れた実情が綴られていた。
久保田も濱田の優勝後、「あんまり東京で見ない」と感じていたそうで、そのワケを聞くと「マネージャーと付き添いを入れたら3人になる。そうすると(他の芸人に比べて)交通費がかかってしまう」とのこと。これに久保田は「(濱田くんが)開拓した道はそこで止めたらあかんくて。多少お金はかかろうが会社は押し出してやるべき」と吠える。
そして、井口も「(濱田くんは)みんなと戦って勝った。濱田くんこそ今一番忙しくてもおかしくない人」といい、賞レース王者である濱田は評価されるべきだと主張した。