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映画では、前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)で初登場を果たしたフュリオサの復讐物語が描かれる。一方、本編ではファンも良く知るあの人物がチラッと姿を見せた。

初耳だという方も“もしや……”と思っていた方も、本記事で答え合わせをしてみよう。

この記事には、『マッドマックス:フュリオサ』のネタバレが含まれています。

この記事には、『マッドマックス:フュリオサ』のネタバレが含まれています。

(C)2023 Warner Bros.Ent. All Rights Reserved 『マッドマックス:フュリオサ』マックス・ロカタンスキーがカメオ登場

先に答えを提示しよう。『マッドマックス:フュリオサ』でわずかに姿を見せた人物とは、マックス・ロカタンスキー。シリーズ第1作から第3作まではメル・ギブソンが、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』ではトム・ハーディが演じたキャラクターだ。

実はマックスの『フュリオサ』登場は映画公開前からミラー監督によって予告されていたもの。いったいマックスが本編のどこで登場したのか。実際の登場シーンでは、俯瞰的な風景にマックスが佇むような構図であったため、気がつかなかったという方がいても不思議ではない。

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マックスが登場したのは、物語の後半戦。緑の地を共に目指すことを決めたフュリオサとウォー・リグの運び屋・ジャック(トム・バーク)は、弾薬畑でディメンタス将軍に急襲を仕掛けるも、荒野での激しい追走劇の末、捕らわれてしまう。鎖に繋がれていたフュリオサは、片腕を残してその場から脱走。体力もわずかという状況ながらシタデルを目指して荒野を進む。

するとカメラはロングショットへと切り替わり、荒野を這い進むフュリオサを遠くから眺める人物を映し出す。その人物の隣には、見慣れた車。マックスのV8インターセプターではないか。同シーンでは大きな動きは見られず、すぐに次のシーンへと切り替わっていったが、この人物がマックスであったことは明白であった。

マックスを演じたのはメル・ギブソンでもトム・ハーディでもなく、ジェイコブ・トムリなる人物。実はトムリ、『怒りのデス・ロード』ではハーディのスタントダブルを務めたスタントマンだ。『フュリオサ』ではマックス役としてエンドロールでクレジットされた。

トムリは『フュリオサ』でスタントコーディネーターとして参加。ミラー監督が米で明かしたところによれば、マックスをカメオ登場させる上で「これ以上良い人はいない」と思ったそうだ。

『フュリオサ』は『怒りのデス・ロード』の前日譚であるため、この時のマックスはフュリオサと知り合う前。マックスは荒野で瀕死状態のフュリオサを見て、何を思っていたのだろうか。なお、『怒りのデス・ロード』の冒頭では、『フュリオサ』でのマックス登場シーンと酷似したショットが登場している。

『マッドマックス:フュリオサ』は公開中。

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