FCローゼンゴードでプレーする谷川萌々子【写真:Getty Images】

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スウェーデンで飛躍、谷川萌々子が開幕7戦8発でゴール量産中

 スウェーデン女子1部FCローゼンゴードに所属するなでしこジャパン(日本女子代表)の新エース候補19歳MF谷川萌々子が7試合連続でゴールを挙げ飛躍を遂げている。

 その活躍に現地も注目している。

 谷川は昨年の女子ワールドカップ(W杯)にトレーニングパートナーとして同行。同年12月のブラジル代表との国際親善試合でなでしこジャパンに初選出。高校生で代表のピッチに立ち、ここまで国際Aマッチ5試合に出場している。JFAアカデミー福島出身で今年1月からドイツ女子1部バイエルン・ミュンヘンに加入。そのままローゼンゴードへの期限付き移籍が発表され、背番号は10番を付けた。

 チームは開幕7試合で7連勝の首位。5月20日に行われたハンマルビー戦では谷川のゴールで1-0勝利を収めた。後半25分に左サイドからのパスを抜け出してペナルティーエリア内で収め、左足に持ち替え、丁寧にファーサイドへ流し込んだ。

 19歳の逸材はここまで開幕7試合連続ゴールの8得点。驚異的なペースでゴールを量産しており、注目度を高めている。スウェーデンのテレビ局「SVT SPORTS」は「最も輝かしいスターは谷川萌々子。バイエルン・ミュンヘンからレンタル中の19歳日本人はローゼンゴードの全試合で得点しており、ハンマルビー戦でも連続得点を確実に伸ばした」と称賛。クラブのスポーツマネージャーのテレーズ・シェ―グラン氏は「彼女はユニーク。彼女には彼女の資質があるので、彼女を他人と比較するのは困難。しかし、彼女が臨み、すべてがうまくいき、星が揃ったなら、彼女は世界最高になれる」と、日本の逸材を褒めたたえたようだ。

 パリ五輪でも活躍に期待が寄せられる新エース候補。海の向こうで奮闘する19歳の今後に注目だ。(FOOTBALL ZONE編集部)