「朝食に関する意識調査」の結果とは…

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 新生活や新天地で活動している人も少なくないでしょう。そんな生活を過ごす中、ついつい朝食を抜いている人はいませんか。カルビー(東京都千代田区)が、日本の朝食についての実態を捉えるため「朝食に関する意識調査」を実施し、結果を紹介しています。

 調査は、2月16〜18日にかけて、18歳〜69歳の男女1880人を対象に、インターネット調査で行われました。

 まず、「最近、朝の起床時に自覚する症状はありますか」と質問。「毎日朝食を食べていない人」は50.1%(549人)いて、「体調に問題がない(目覚めがすっきりする/頭がすっきりする/快調である/気分が良い/身体が軽い/特に自覚することはない )」と回答。

 一方、「毎日朝食を食べている人」は57.4%(1331人)で、同じく「体調に問題がない(目覚めがすっきりする/頭がすっきりする/快調である/気分が良い/身体が軽い/特に自覚することはない )」と回答。結果から、「朝食を毎日食べることが1日をスムーズに始められる要因の一つであることが推測」されるということです。

 続いて、“毎日朝食を食べる派”と“食べない派”に「朝、起きてからどのくらいで脳が働き始めると感じますか」と聞いています。朝食をかんで食べる「咀嚼(そしゃく)している人(よくかんでいる、まあまあかんでいる)」は75.9%(1316人)いて、そのうち「起床後1時間未満で脳が働き始める」と回答しました。「朝食に咀嚼して食べている人の方が、脳が活性化され、より早くに脳が目覚めることができるという傾向にある」とのことです。

 朝食をかんで食べる“咀嚼派”1316人に、「仕事やアルバイトで設定している目標(会社で定められている目標など)についての達成度」も聞いたところ、37.3%の人が、「達成(常に達成できる/おおむね達成できる)」と回答しています。一方、咀嚼していない419人が「常に達成できる/おおむね達成できる」と回答したのは、25.5%という結果になったということです。「朝食をよくかんで食べることが、仕事の良好なパフォーマンスにつがる可能性がある」ということが分かったということです。

 調査結果を受けて、「咀嚼による脳の活性を促す上で大切なのは、無理に固いものを食べよう、たくさんかもう、と意識し過ぎないことです。口やあごの状態は人それぞれ違いますし、体調も日によって違うため、食材の硬さやかむ回数の最適解は、人それぞれ、日によって異なります」と説明。

 続けて「自分の体や生活そのものに負荷をかけない範囲で、まずは朝食をとる生活を意識しましょう。そして、できる範囲でよいので、よくかむ食品を選ぶことから始めてみてはいかがでしょうか」としています。