沖縄県の住宅ローンの平均返済額を紹介! 沖縄県の特徴や住宅ローンの選び方とは
沖縄県は日本でも有数の観光リゾート地として人気のある場所です。海が美しく魅力たっぷりの沖縄県に家を建てて、豊かな自然に囲まれながら暮らしたいと考える人も多いかもしれません。
沖縄県で住宅を購入する予定がある人にとって、気になるのが住宅ローン事情でしょう。今回は沖縄県で住宅ローンを利用しようとしている人に向けて、沖縄県で暮らす人の住宅ローンの平均返済額を紹介します。
沖縄県の魅力
沖縄県といえば、日本有数の観光地で、旅行に訪れる人もたくさんいます。日本でありながら、独特の文化があり、ほかでは味わえない体験ができるためです。透き通るような美しい海が広がり、マリンスポーツを楽しむ観光客であふれています。また、芳醇なフルーツや全国的には珍しいやんばる地鶏、アグー豚といったグルメも味わえます。
そんな魅力的な暮らしができるとあって、いつかは沖縄に移住したいという人も多いでしょう。冬も暖かいため、寒さが苦手な人にもおすすめです。
沖縄県の住宅の特徴
沖縄県は、冬も比較的暖かく過ごしやすい気候ですが、夏の日射しが強いのが特徴です。その土地柄、住宅の約8割が頑丈で日射しに強いRC(鉄筋コンクリート)造ですが、熱が室内にこもりやすいというデメリットもあります。そのため、住宅を建てるときには自然風が入りやすい風通しの良い間取りにして、遮熱対策を施すことが重要です。
沖縄県の住宅の動向については、2017年(平成29年)ごろまでは増加傾向にあった着工数は、2018年(平成30年)ごろから減少しています。新築住宅(持家)の床面積については、2021年(令和3年)度は全国水準を下回る結果となりました。このことから、沖縄県での住宅購入数は減少していて、床面積もそれほど広くないことがわかります。
引用元:住宅建設の動向|沖縄県公式ホームページ
沖縄県の平均的な住宅ローン利用状況
住宅金融支援機構が行った【フラット35】利用者を対象とした調査『フラット35利用者調査2022年集計表』をもとに、沖縄県の平均的な住宅ローンの利用状況などをまとめました。
調査対象は2022年4月~2023年3月に住宅金融支援機構が買い取り、または保険付保を承認した物件のうち5万1,142件です。
住宅ローン利用者の状況
住宅ローンを利用している人(調査対象となった人)の年齢や家族数、世帯の年収について表にまとめました。
住宅ローンを組んでいる人は、全国平均と比較して年齢が高く、家族数が多い傾向があります。そして、驚くべきは世帯年収の高さです。全国平均と比較して世帯年収が300万円以上高く、沖縄県で住宅を建てる人は富裕層が多いことがわかります。
平均所要資金額・平均返済額
住宅ローンを利用している人の借入金や返済予定額について、全国平均・南九州と比較した結果が次のとおりです。
返済負担率(返済比率)とは、年収に対するローンの年間返済額の割合のことを指し大きいほど家計が苦しくなる可能性が高まります。そして、年収倍率とは住宅購入者の年収と物件購入価格の比率です。『物件購入額÷年収』で求められ、同じ購入価格であっても年収が高いほうが、年収倍率が低くなります。
返済負担率と年収倍率をみてみると、沖縄県で暮らす人は全国平均と比較して物件購入額が高めであるものの、年収が高いため返済負担率が低く、ゆとりを持って返済計画を立てていることがわかります。
住宅ローンの選び方
住宅ローンにはさまざまな種類があり、どれを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。そこで、住宅ローンの選び方について解説します。
1.固定金利か変動金利か
住宅ローンを選ぶときに、最初に考えたいのが固定金利にするか、変動金利にするかです。固定金利とはあらかじめ設定した期間、一定の金利で返済ができる金利タイプで、変動金利は定期的に金利が見直されるタイプになります。
固定金利のメリットは、金利が完済まで変わらない全期間固定型の商品があり、返済計画が立てやすく、市場金利が上昇した場合のリスクを避けられる点です。一方、変動金利のメリットは借入時の金利が固定金利より低く、市場金利が下がればそれに応じた金利が適用されることにあります。
しかしながら、市場金利が上昇するか下降するか、完璧に予想することはできません。そのため、人によって適した金利タイプを選ぶことが重要です。
毎月の支払額を完済まで一定にしたいという人や、市場金利の上昇リスクを避けたい人は固定金利がおすすめです。支払い当初の負担を抑えたい人や金利が上昇しても返済できる見込みがある人は、変動金利を選ぶとよいでしょう。
2.【フラット35】にするかどうか
固定金利を選ぶ人には【フラット35】がおすすめです。【フラット35】とは、住宅金融支援機構と民間金融機関が運営する最長35年の全期間固定金利の住宅ローンです。全国の金融期間を窓口として申し込みます。
【フラット35】には「子育てプラス」という、子どもの人数等に応じて金利を引き下げる独自のサービスがあり、子育て世帯はさらにお得に住宅ローンを利用できます。また、団信への加入も任意なので、持病や既往歴がある人にも適した住宅ローンだといえるでしょう。
3.どの金融機関にするのか
金利タイプや、【フラット35】にするかどうかを決定したら、次は金融機関を選択します。住宅ローンを扱う金融機関にはさまざまなタイプがあり、主に「地方銀行」「メガバング」「ネットバンク」「モーゲージバンク」の4種類です。
地方銀行は地域に密着していて、相談しやすいのが利点ですが、金利はやや高めの傾向があります。メガバンクは全国で利用できて安心感があります。ネットバンクは、自宅から簡単に申し込める手軽さが魅力ですが、店舗がなく相談しにくいケースもみあられます。
モーゲージバンクは、住宅金融支援機構が住宅ローン債権を買い取ることで資金を調達している住宅ローン専門の金融機関です。審査スピードが早い、スムーズに住宅ローンを申し込める、全国に店舗がるなど、各モーゲージバンクによりさまざまな特徴があります。
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まとめ
沖縄県は美しい海や自然に囲まれた人気のある土地です。ほぼ一年中マリンスポーツが楽しめて、冬も暖かく過ごせます。
沖縄県で住宅を購入して暮らす人は、返済負担率や年収倍率からゆとりを持って返済を行なっていることがわかります。