セルバは4月30日、「就職・転職活動で役に立たなかった資格」に関する調査結果を発表した。調査は3月28日〜4月11日、20〜50代の転職経験と資格取得経験がある会社員300人を対象に行われた。

調査結果は以下の通り。まず「転職・就職活動のために資格を取得したことはありますか」と聞くと、約8割が「経験あり」と答えた。



また「取得した資格が役に立たなかった経験はありますか」と聞いたところ、6割が「役に立たなかった」と回答している。



そして「就職・転職活動で役に立たなかった資格」をランキング形式で見たところ、1位「秘書技能検定」、2位「実用英語技能検定」、3位「日商簿記検定」、4位「ITパスポート試験」、5位「日本漢字能力検定」と続いている。



なお、秘書技能検定を選んだ理由には、「一般のビジネスマナーなどにおいては役に立っていますが、資格としての転職に役に立ったとはあまり思わなかったから」(男性/30代)、「知識は必要だったが、特に持ってるからと言って転職の強みとしては微妙であったから」(女性/30代)、「現代の働き方と秘書検定の試験内容が時代のズレがあり役にたたないと感じたから」(女性/30代)などが寄せられている。

また実用英語技能検定には「今はTOIECの方が主流なので英検はあまり意味がない」(女性/30代)、「英語はビジネスで使いこなせるレベルを求められるので、実際に話したり読み書きできる実践英語でないと面接時点で実力がバレてしまう」(男性/40代)が。

日商簿記検定には「経理職に転職を試みた際、実務経験がなかった為内定をいただけないことがあったから」(女性/20代)、「会計事務所へ転職する際に日商簿記3級の資格を取得しましたが、求人には日商簿記2級が条件の物が多く、あまり役に立たないなと思いました」(女性/20代)などの声が出ている。