愛用の「クマのブランケット」を“卒業”した息子 きっかけに読者共感「「うちの子の話かと思った」【漫画・作者インタビュー】
子育て中に突然訪れた「最後」について描いた漫画「そのときは突然…」が、Instagramで2800以上のいいねを集めて話題となっています。
クマのブランケットを大切にしている息子。口に入れると安心するようで、寝るときや起きているときも、肌身離さず持っていました。母としては、歯並びへの影響や洗剤残りの不安などもあり、そろそろ卒業してほしいと思っていたところ…。読者からは、「うれしいような、寂しいような気持ち、分かります！」「うちの子の話かと思いました」「卒業しても宝物ですね」などの声が上がっています。
現在もブランケットを保管
この漫画を描いたのは、Instagramで漫画を発表しているイラストレーターのささきゆかさんです。ささきゆかさんに、作品についてのお話を聞きました。
Q.今回、漫画「そのときは突然…」を描いたきっかけを教えてください。
ささきゆかさん「今回のエピソードを忘れたくないなと思ったことがきっかけです。子どもの成長の早さには日々驚かされ、思いがけないタイミングで『最後』がくるんだな、と感じています。
毎日、子育てでバタバタとしていますが、いつか『当時を懐かしく思ったり、もう一度戻りたいと思ったりするときがくる』ということを忘れず、今を大切に過ごしていきたいです」
Q.その後、くまのブランケットは出番がなくなったのでしょうか。
ささきゆかさん「収納棚の奥にある、『思い出ボックス』に保管してあります。息子から見える場所に置いておくと、また口に入れたくなってしまうかもしれないので」
Q.くまのブランケットに代わるような、息子さんの最近のお気に入りはありますか。
ささきゆかさん「寝ているときに口に入れるものはもうありませんが、今お気に入りなのは、誕生日プレゼントでもらったヒーローのおもちゃです。毎日、ヒーローと怪獣を両手に持って、戦いごっこに励んでいます」
Q.この作品を、旦那さまはご覧になりましたか。
ささきゆかさん「主人も見ました。息子がくまのブランケットを卒業したときは、『やっと卒業できたね〜』と安心したようでしたが、少し寂しそうな様子も見せていました」
Q.漫画「そのときは突然…」について、どのような意見が寄せられていますか。
ささきゆかさん「皆さんのお子さんの『お気に入り』について、教えてくださるコメントが多かったです。タオルやぬいぐるみ、毛布など、ほほ笑ましいなと思いながら、読ませていただきました。
また、『卒業することを想像しただけで寂しい』『最後って、そのときは分からず、気が付いたら過ぎ去っているものですよね』など、切ない親心についてのコメントもたくさんいただき、私も共感しながら読ませていただきました」
