大谷翔平選手(編集部撮影)

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米紙「ニューヨーク・タイムズ」(WEB版)は2024年4月13日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳で、銀行詐欺容疑で訴追された水原一平容疑者(39)が、問題発覚直後の3月20日に大谷に「借金を肩代わりしたことにしてほしい」と偽装を依頼したと報じた。大谷は水原容疑者の申し出を拒否したという。

同紙によると、韓国で行われた開幕シリーズ初戦後の深夜に宿泊先のホテルで大谷と水原容疑者が2人で話し合い、「大谷に借金の肩代わりをしてもらった」と主張していた水原容疑者が、大谷に口裏を合わせるよう頼んだ。これを拒否した大谷は代理人を呼び、窃盗被害を確認したという。

「問い詰める大谷翔平氏は本当につらかったろうな...」

水原容疑者は開幕戦後のチームミーティングで、チームメイトに自身が「ギャンブル依存症」であることなどを英語で告白したが、大谷は水原容疑者の発言を完全に理解できなかったため直後に2人で話し合ったという。

同紙は水原容疑者が「法から身を守るための最後のあがきだった」と指摘した。

水原容疑者は大谷の口座から無断で1600万ドル(24億5000万円)以上を不正に送金したとして、アメリカの捜査当局に銀行詐欺の疑いで訴追され12日に保釈された。

水原容疑者の「借金肩代わり」報道はインターネットで大きな話題となりXでは様々な反応がみられた。

「全てが捲れてバレた最後の瞬間まで大谷君と2人で話して食い物にしようとしたんだよな...」「問い詰める大谷翔平氏は本当につらかったろうな...」「水原にとっては切羽詰まっていたとはいえ支離滅裂だ」などの声があった。

このほか、「少しでも口裏を合わせていれば大谷さんも巻き込まれていた」「この時拒否しなかったらメジャー追放されてた可能性ある」との声も寄せられた。