2度目のオリンピックへ決意!陸上400mハードル・黒川和樹選手(下関市出身)が法政大を卒業
下関市出身の陸上選手、黒川和樹選手が、3月24日、法政大学を卒業し、2度目のオリンピックへ決意を語りました。
東京の日本武道館で行われた法政大学の卒業式。
仲間と一緒に記念撮影をする男性がいました。
下関市の田部高校出身、黒川和樹選手22歳です。
黒川選手は24日、4年間通った大学を卒業しました。
(黒川和樹選手)
「4年間早かったなと思います。
入学したときにコロナが流行って、普段の大学の流れとは違う流れで大学生活がスタートしたので、結構、難しい壁に当たったところはあったが、しっかりハードルで結果を残せたというのは、すごい大きいかなと思います」
男子400mハードルに出場し50秒03。予選6位に終わりました。
そのときの言葉です。
(黒川和樹選手)
「次の世界大会やオリンピックに向けて、また磨きをかけて、日本記録を更新して決勝に残るという目標を忘れずに頑張っていきたいと思う」
その後、一時調子を崩した黒川選手ですが、去年7月、地元・山口市で開かれた田島記念陸上で2年ぶりの優勝を果たし、世界陸上の代表権をぎりぎりで獲得。
去年8月の世界陸上では準決勝に進出し、48秒58をマークして自己ベストを更新。
パリ・オリンピックの参加標準記録(48秒70)も突破しました。
(黒川和樹選手)
「世界大会の準決勝で(自己ベストを)出すことができたというのが、自分の中で経験値として大きいものが得られたと思う」
ことしはオリンピックイヤー。
目指すのは、400mハードルで日本人初めての決勝進出です。
4月からは、住友電工に入社して競技を続け、6月の日本選手権で3位に入ればパリオリンピック代表に決まります。
(黒川和樹選手)
「オリンピックに出場することができたら、準決勝でしっかり自分の走りをして、47秒台で走ることができれば決勝に残れると思うので、しっかり日本人初となる決勝に進出して活躍したい。
応援してくださっているみなさんのためにも精一杯、自分の力、自分のいい姿をみせて、勇気づけられればと思います」