アク抜きは茹でるな!焼け!イタリアン風「タケノコのオーブン焼き」に挑戦♪果たしてアクは抜けたのか…

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春山の恵みをいち早く感じさせてくれる春野菜、それがたけのこ。でも、皮付きのたけのこの場合、あく抜きをしないとダメなんですよね。米ぬかや唐辛子を加えて下茹でするのが王道ですが、ちょっと面倒…。そう思っていたら、たけのこをフライパンで焼いてあく抜きするというレシピを、サントリーの公式サイトで発見。しかも、盛り付けが素敵!アンチョビソースを掛けていただくので、イタリアンなたけのこ料理になりそうです♪

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あく抜き不要!「タケノコのオーブン焼き」を作ってみた!



【材料】(2人分)
皮付きたけのこ(小)…1個 ※今回は360g使用
オリーブオイル…大さじ1
塩…少々

(アンチョビソース)
オリーブオイル…大さじ4
にんにく…1かけ
ローズマリー…1枝
アンチョビ(フィレ)…4枚
有塩バター…大さじ1(12g)

1.たけのこは、皮付きのまま縦半分にカット。アンチョビとにんにくは、みじん切りにします。



たけのこを皮付きのまま使うのがポイントです。レシピではフィレのアンチョビと書かれていますが、ソースとして使うのでチューブ入りのアンチョビでも代用出来ますよ。

2.オリーブオイルを引いたフライパンを強めの中火で熱し、たけのこの断面がこんがりとするまで焼きます。



焼き色が付くまで、たけのこを動かさずに焼くのがポイントです。今回はしっかりと焼き色を付けるため、手で押さえながら焼くことに。3分で断面に焼き色が付きました。

3.天板に焼いたたけのこを乗せ、断面に塩を振ります。200℃に予熱したオーブンで30~40分焼きます。



塩を振ったたけのこを、オーブンで焼きます。焼き上がりの目安は、竹串を刺したら、すっと入る程度です。



今回は200℃のオーブンで35分焼くと、やわらかく焼き上がりました。粗熱を取っている間にソースを作ります。




4.鍋にオリーブオイル、にんにく、ローズマリーを入れて、弱火で熱して香りを引き出します。



にんにくとローズマリーを焦がさないように、油を温めます。弱火で2分ほど加熱すると、ローズマリーのいい香りが広がりました。

5.アンチョビを加えて混ぜ、アンチョビがほぼ溶け込んだら、火を止めます。そこへバターも加えて、溶かします。



レシピではローズマリーを入れたままにしていましたが、香りが結構付きそうだったので、今回はアンチョビを入れる前に取り出しました。アンチョビを溶かし込むように、1分ほど混ぜました。



アンチョビの香りが広がったところで、火を消してバターを加え、30秒ほど混ぜると完全にバターが溶けました。

6.たけのこの粗熱が取れたら、皮と身の間に包丁を入れて身を取り出します。皮は器がわりに。身をひと口サイズに切って、皮の器に戻します。



皮をお皿代わりにして盛り付けるスタイルですよ。おかげで、インパクトのあるひと皿に!アンチョビソースを掛けたら完成です。

たけのこがサクサク♪芳醇なアンチョビソースでえぐみがマイルドに



サントリー「金麦」の公式ブランドサイトで紹介されていた、料理家・平野由希子さん考案の「タケノコのオーブン焼き」が完成しました。

皮のお皿に盛り付けると、特別感が増し増しに♪旬のたけのこを使うからこそ出来る盛り付けに、脱帽です!



たけのこは食べやすい大きさに切ってあるので、お箸で掴みやすいですよ。

食べてみるとサクサクとした食感のよさに続き、アンチョビソースの濃厚で芳醇な香りと味わいが、口の中に広がります♪アンチョビの塩味とローズマリーの香りが効いていて、たけのこがイタリアンな味わいに!

たけのこは薄味のだしで炊いた煮物か、中華の炒め物に使うことが多いのですが、イタリアンな味わいも合うことにびっくり。

ただ、喉を通った辺りから、えぐみが広がりました…。口の中に入れた時は濃厚なソースの味わいでおいしく感じましたが、後味のえぐみが結構ヘビー。

レシピにはフライパンで焼き付けるとあくが抜けると書かれていましたが、たけのこの個体差や、収穫後の経過時間などによってあくの強さが異なるのでしょうね。

アンチョビソースを合わせるとたけのこがイタリアンな一品に!



サントリー公式レシピの「タケノコのオーブン焼き」は、フライパンで焼きつけてあくを抜くという、手軽な方法を取り入れたレシピでした。

たけのこのあく抜きと言えば、米ぬかや唐辛子と一緒に茹でるのが王道ですが、手間が掛かって面倒に感じてしまいます。これなら、切ったたけのこの断面を焼くだけなので、下処理のハードルがグッと下がりました。

ただし、この方法を用いる場合は、鮮度のよいたけのこを選ぶのが重要だと感じました。今回用意したたけのこは、収穫からどれくらい経ったものなのか不明だったので、よりえぐみを感じたのかもしれません。

たけのこ堀りで自分で収穫したものや、産直で購入したたけのこなら、有効なあく抜き方法のように思います。

たけのこは和食や中華で味わうことが多いので、アンチョビとローズマリーの風味が広がるイタリアンな味付けは新鮮でしたよ!春になると皮付きの新鮮なたけのこが出回るので、参考にしてみてくださいね。