【春の山菜レシピ】意外に簡単♪【ふきのとう】の選び方と苦味&えぐみの取り方を実践!「ふき味噌」も挑戦♪

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暖かいなと感じる日が増え、春ならではの山菜がスーパーに並び始めました♪かわいい形で目を引くのが「ふきのとう」。若草色で、小さいラグビーボールのような形とほろ苦い風味が特徴です。でも、おいしく食べるには下処理が必須。YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』では、下処理の方法を丁寧に紹介していましたよ♪えぐみを取ったふきのとうは「ふき味噌」にしていたので、筆者も作ってみることに♪

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ふきのとうは雪解け時期から地面に芽吹く春の山菜



若草色が春らしい!小さいラグビーボールのような形をしたこちらの山菜が、「ふきのとう」です。ふきのつぼみ部分で、雪解けが進むと畑や田んぼのあぜ道、山の斜面などに芽吹きます。

ふきのとうを選ぶときは、葉が開いておらず、つぼみがしっかりと閉じているもの。さらに、外皮につやとはりがあるもの、小ぶりなものを選ぶのがよいとされています。

出回る時期は地域によって異なりますが、1月から4月にかけてのよう。ぜひ、近隣のお店をチェックしてみてくださいね。

「ふきのとうのえぐみの取り方」を試してみた!

簡単&お手軽レシピを紹介しているYouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で「ふきのとうのえぐみの取り方」を見つけたので、実践してみます。



ふきのとう以外に必要なものは、塩とお湯です。今回は1パック14個入りのふきのとう(約80g)のえぐみを取ります。

1.外側の黒ずんでいる部分を取り除き、根元を切って水できれいに洗います。



今回用意したふきのとうは、ほとんど黒ずみがありませんでしたが、外葉に少し黒ずみがあるものを、いくつか取り除きました。根元を切ったところ…あっ、すぐに黒く変色してしまった!けれど、根元はすぐに変色するものなので、切り落とした後の変色は気にしなくていいそうです。



水でサッと洗っておきました。

2.水1Lに塩小さじ1杯を加えたお湯で、ふきのとうを5分ほど茹でます。



ふきのとうは空気に触れると茶色くなるので、網や菜箸などで押さえながら茹でると、きれいな色に茹で上がるとのこと。ふきのとうはお湯の表面にぷかぷかと浮かぶので、鍋より少し小さいザルを沈めて茹でるとよさそうです。



5分ほど茹でるとお湯が茶色くなりました。

3.茹で終わったら湯切りして氷水に浸け、時々水を替えながら2時間以上晒します。



1日水に晒すと、苦みやえぐみが軽減されるそうですよ。今回は5時間晒しておきました。下処理をしっかり行うことで、ほろ苦いふきのとうのおいしさを味わうことが出来ます。

4.水に晒したふきのとうを手で握って水気をしっかりと切ります。その後、キッチンペーパーで水分を拭き取れば、下処理は終了。
 


ふきのとうは水分をたっぷりと含んでいるので、しっかり握って水分を絞りましょう。「ふき味噌」には、刻んだふきのとうを使うので、形が崩れても大丈夫ですよ。



これでふきのとうのえぐみ取りは完了です!下処理したふきのとうで、「ふき味噌」を作ってみます♪

常備している調味料で作れる♪「ふき味噌」を作ってみた!



【材料】(作りやすい分量)
えぐみを抜いたふきのとう…約100g 
みそ…大さじ4
みりん…大さじ2
砂糖…大さじ1
酒…大さじ1
サラダ油…大さじ1

1.みそ、砂糖、みりん、酒を混ぜて、みそだれを作ります。



みそによって味が異なるので、味見してお好みの甘さに調整くださいね。

2.下処理しておいたふきのとうを、細かく刻みます。



えぐみを抜いたふきのとうは、やわらかいので簡単に細かく切れますよ。

3.サラダ油を引いたフライパンを弱火で熱し、ふきのとうを3分ほど炒めます。



炒めることで、さらに苦みとえぐみが和らぐそうです。ゴマ油で炒めてもおいしく作れるそうですが、今回はレシピ通りにサラダ油で炒めました。

4.1のみそだれを加え、水気がほぼなくなるまで炒めます。



調味料の水分を飛ばしながら、ぽってりするまで、3分ほど煮詰めました。サラサラとした状態でも冷めると硬くなるので、適度に煮詰めてくださいね。粗熱を取ったら完成です♪



爽やかな香りとほのかな苦みがいい♪春の息吹を感じるおいしさ!



YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』のレシピで作った、「ふき味噌」が完成しました!カレーのような見た目ですが、ほんのりとふきの香りが広がっていますよ。



今回はおにぎりの上に乗せて食べてみます♪

ふきのとうの爽やかな香りと、ほんのりとした苦みが広がって、白米おにぎりにぴったりマッチ♪市販品に並ぶ味わいですが、作りたてなので、香りのよさが際立ちます。これは、春ならではのごちそうですね!

しっかりと水に晒してえぐみを抜いたので、ほろ苦さが残る程度で「ふき味噌」らしいおいしさに仕上がりました♪

軽く茹でてしっかり水に晒すだけ♪ふきのとうのえぐみ取りは簡単!



YouTubeの料理チャンネル『DAIFUKU KITCHEN』で見つけた「ふきのとうのえぐみの取り方」は、ふきのとうを茹でて水に晒すだけの、とても簡単な方法でした。

水に晒す時間が長いほど、えぐみや苦みが取れるようですが、動画では2時間以上晒せばいいと紹介されていました。そのため、それほど時間を掛けずに下処理も出来るんじゃないかなと思います。

手作りした「ふき味噌」は、冷蔵庫で10日くらい保存可能とのこと。炊きたてのご飯に乗せる以外に、田楽みそとして茹でたこんにゃくや里芋などに合わせてもおいしいそうです!

ふきのとうの下処理も「ふき味噌」作りも、想像以上に簡単でした!「ふき味噌」は手作りすると、香りのよさが際立ちます。ぜひ、ふきのとうを見つけたらお試しくださいね。


<参考文献>
WEB
『JAグループ~春・冬の旬野菜フキノトウ~』
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=117

『田舎センセイによる田舎暮らしでの悩み解決情報サイト
 ~春の山菜「ふきのとう」|採れる場所・時期・食べ頃について解説~』
https://inakasensei.com/fukinotou