下関沖タンカー転覆事故 船内から1人を発見…容体は不明 残り1人の捜索続く
下関市六連島沖で韓国船籍のケミカルタンカーが転覆し8人が死亡した事故でけさ船内から新たに1人が発見されました。
行方がわからなくなっている残り1人で捜索は現在も続けられています。
この事故は20日午前、荒天で錨を下ろし停泊していた韓国船籍のケミカルタンカーが「キョヨン サン」が転覆したものです。タンカーには11人が乗っていて20日までに9人が救助され、このうち8人の死亡が確認されています。
容体はわかっていません。
門司海上保安部によりますと転覆した「キョヨン サン」は、姫路港を出港し、韓国のウルサンへ向かっていましたが、悪天候のため20日午前0時、「緊急入域」を申請、六連島沖に停泊していました。
「キョヨン サン」は、アクリル酸980トンを積んでいましたがいまのところ流出は確認されていないということです。
転覆したタンカーのものとみられる救命胴衣も 下関市の海岸に流れ着いていて、警察も沿岸部の捜索にあたっています。