ソダシの全妹が史上8頭目の快挙なるか 高松宮記念でスプリントGI連勝狙う
昨年のスプリンターズSを制したママコチャ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)が、高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)でスプリントGI連勝を狙う。
ママコチャは父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハの血統。自身は鹿毛だが、祖母シラユキヒメを祖とする白毛一族の出身となる。母は4勝。全姉のソダシは20年の阪神JF、21年の桜花賞、22年のヴィクトリアマイルなど、GI3勝を含む重賞6勝を挙げている。
ここまで14戦6勝。オープン昇級後、マイル路線では壁に当たったが、距離を縮めて軌道に乗った。安土城Sでオープン初勝利を挙げると、続く北九州記念が2着。そして前々走のスプリンターズSでマッドクールをハナ差抑え、GI初制覇を果たした。前走の阪神Cは5着に崩れたが、道中の行きっぷりを見る限り、出来が本物ではなかった印象。不利な外枠でもあったので、少なくとも力負けではない。
今回は休み明けになるが、早くからここを目標に定められているので、仕上がりに不安はない。高松宮記念がGIに昇格した96年以降、JRAスプリントGI連勝は史上8頭目の記録。また、姉妹でGIを2勝以上となれば、姉ダンスパートナー&妹ダンスインザムード、姉ヴィルシーナ&妹ヴィブロス、姉ノームコア&妹クロノジェネシスに続き、史上4組目の偉業となる。必ずや勝利を収め、母のブチコ、さらには昨年10月に引退し繁殖牝馬となった姉のソダシに吉報を届けてほしい。
【過去のJRAスプリントGI連勝】
・フラワーパーク…96年高松宮杯→スプリンターズS
・トロットスター…01年高松宮記念→スプリンターズS
・ビリーヴ…02年スプリンターズS→03年高松宮記念
・ローレルゲレイロ…09年高松宮記念→スプリンターズS
・カレンチャン…11年スプリンターズS→12年高松宮記念
・ロードカナロア…12年スプリンターズS→13年高松宮記念→スプリンターズS
・ファインニードル…18年高松宮記念→スプリンターズS
※高松宮記念がGIに昇格した96年以降