自転車事故増加中 高校でスタントパーソンが事故を実演 自転車への「青切符」とは? 広島
春は新生活が始まる季節!高校生に自転車の交通ルール徹底が呼びかけられました。
JA共済連広島が主催した交通安全教室では、自転車に乗っている際に起こり得る8つの事故を再現するなどして自転車の交通ルールの徹底が呼びかけられました。
海田高校 有馬広哉さん「自分の気をつける意識だけで事故の確率はだいぶ減ると思うので、意識してこれから運転していきたいなっていうふうに思いました」
海田警察署 伊藤悠司交通課長「見通しの悪い交差点や一時停止の規制のある場所では確実に一時停止と安全確認をしていただきたいと思います。ぜひヘルメットを着用して自転車を利用していただきたい」
県警によりますと去年1年間の県内の自転車事故は996件で前の年よりも増加しています。
このうち高校生が関係する事故は164件で、111件に交通違反があったということです。
政府は自転車での交通違反に反則金を課すいわゆる「青切符」の導入などに向けた道路交通法の改正案を5日、閣議決定しました。
取り締まりの対象は16歳以上で「信号無視」や「右側通行」「携帯電話を使用しながらの運転」など115種類に及び、歩道を徐行せず走るというのも違反に含まれます。
違反すると5千円から1万2千円程度の反則金が課せられます。
改正案では、事故につながる「他の自転車や自動車などへのあおり運転」や「酒気帯び運転」などは刑事処分の対象となる「赤切符」としています。
警察庁によりますと違反した場合、即「青切符」というわけではなく、現場で警察官が声掛けをしたのに従わない場合「青切符」の交付を検討するということです。
政府は今国会での成立を目指していて、成立すれば反則金制度は交付から2年以内に施行されることになります。