20kg減量してわかったダイエットの極意。体だけでなく生活にもメリハリがついた
5人の子どもたちを育てながら20Kgの減量に成功した、インスタグラマーのにーよんさん。そのダイエット方法を紹介した『ダイエット母さん』のシリーズ最新作が発売。今回はにーよんさんに、書籍第2弾の制作エピソードや、ダイエットについて改めて思うことなどを伺いました。
20kgの減量に成功したにーよんさん。「みんなが健康で笑顔になれるメニューを意識」
ATMを利用した際に、「画面にものを置かないでください」と出たエラー表示の原因が、自分のおなかの脂肪だったことに衝撃を受けて、ダイエットを始めたにーよんさん。
自身がやせたノウハウを5日間のプログラムにまとめた『ダイエット母さん、20kgの脂肪をちぎり捨ててみた。』(KADOKAWA刊)は、発売後即重版がかかりベストセラーに! その反響を受け、昨年11月に新刊が発売。にーよんさんは2冊目の書籍を作成するにあたり、「1冊目の本を読んでくれた読者の声を極力反映させた」そうです。
「最初の本は、私と同じような産後太りに悩んでいる、“子育て中の専業主婦”の方へのダイエット法が中心でした。でも実際には、仕事をしながら子育てをしている方も多くて。今回の本では、ランチは外食や給食という人も簡単に取り入れられ、仕事帰りで疲れている日でも続けられる…“ただ生きてるだけで太らない”食事や生活の仕方について徹底的に考えてみました」(にーよんさん、以下同)
今回出版した『ダイエット母さん、最強5日間プログラムでもっと脂肪をちぎり捨ててみた。 レシピ倍増編』(KADOKAWA刊)では、その名の通り、レシピをさらに倍増。しかし、オリジナルレシピの考案は、試行錯誤の日々が続いたのだそう。
「私のダイエットの核は“食べるファスティング”。絶食や偏食ではなく、質のいいものを食べ、体内から脂肪や老廃物を出しきってやせるのが目的なんです。また前作ではダイエットをしたい母親と、育ち盛りの子どもたちとは食事を分けたレシピがあったのですが、『やっぱり、みんなで一緒に食べられるものが続けられるし、絶対にいい!』という気持ちも芽生えてきて。ダイエットをするお母さんを中心に、子ども、パートナーなど、みんなが健康で笑顔になれるメニューも意識しました」
野菜嫌いの子どもたちがバクバクと食べた!
その結果生まれたのが、炊飯器でつくれるサムゲタンや、ファミリー向けのビビンバなどのレシピです。
「サムゲタンは炊飯器を使うから時短になるし、スープの中にお肉と野菜のだしがきいています。うちの子どもたちには、食べる機会の少ないメニューでしたが、中学生の長女が『食べているとほっとする』、『優しい味がするよ』と言ってくれて。うれしかったですね。
わが家では5人の子どものうち、まだ幼い下の子たちが、どうしても野菜を食べたがらないんです。それが、サムゲタンもファミリービビンバも、バクバクと野菜を食べてくれました! 私みたいに子どもの野菜嫌いに悩む、子育て中のお母さんは多いはず。5日間プログラムのレシピを食卓で摂り入れて、家族で野菜を食べながらダイエットしてもらいたいです」
にーよんさん自身、今回の5日間プログラムを通して約3.4kgの減量に成功。また「ダイエットに成功すると健康や美容面だけではなくて、暮らし全体もポジティブにまわり始める」とも。
「人生最大限に太っていた頃は、子育てや家事に必死で、自分のことは後まわし。でもそれが当たり前だし…と、自分を労わる気持ちは低かったと思います。ダイエットで己の体と向き合ううちに、自分軸を持ちながら家族と一緒に生きられるようになりました。
やせる前は、家事や買い物にも余裕がなく、すべてが場当たり的で。部屋の中もぐちゃぐちゃでしたね…。でも、ダイエットで”計画を立てる“、”やせるための仕組みづくりをする“などのライフハックを覚えるうちに、何事も先延ばしにしがちだった行動習慣も思いグセも卒業。ボディだけではなく、生活にもメリハリがつきました」
ただし、「ストックになりすぎないのも大事」というメッセージも同時に込められています。
「本を3冊出している私も、ダイエットを始めてからちょくちょくリバウンドしているので安心して下さい。小さいリバウンドだったら『理想に近づくための、少しの回り道』と思えばOKです。もちろん、ずっと回り道はまずいですよ(笑)。体重や体型の変化は、体質や年齢で違いますし、季節や家族のイベント時期によってもやせる・太るの波はあります。
ときにはちょっぴり寄り道もしながら、長い目でボディメイク自体を楽しめるといいですよね。それに家族だけではなく、自分のためのダイエット料理を一品つくるだけでも、心や体って整います。『日々のモチベーションをあげてみよう』、『自分が変わるための一歩を踏み出してみようかな』という方に、私の5日間プログラムが役に立てばいいなと思います」