KRY山口放送

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「クレジットカードが不正利用され、キャッシュカードを止めた」などといったうその電話を発端に、下関市の80代の女性からキャッシュカードをだまし取り、現金50万円を引き出したとして、「受け子役」兼「出し子役」の22歳の男が4日夜、窃盗の疑いで逮捕されました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、兵庫県尼崎市の無職の22歳の男です。

長府警察署によりますと、去年12月、下関市の80代の女性の家に百貨店の店員や警察官を装った電話があり、女性は、クレジットカードが不正利用されキャッシュカードを止めた、銀行協会職員が持参する封筒にキャッシュカードを入れるよう指示されたということです。

22歳の男は銀行協会職員を装って下関市の女性の家を訪問。
キャッシュカード1枚を封筒に入れさせた後、女性が目を離した隙に別の封筒とすり替えキャッシュカードを盗んだということです。

男は、その日のうちに下関市内の金融機関のATMから現金50万円を引き出し、盗み取った疑いが持たれています。

警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

現金は大阪市内でも引き出されていて、警察は引き続き捜査しています。