中山牝馬Sに出走予定のフィアスプライド(撮影:下野雄規)

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 前走のターコイズSで重賞初制覇したフィアスプライドに注目したい。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/9(土) 中山牝馬S(4歳以上・GIII・中山芝1800m)

 フィアスプライド(牝6、美浦・国枝栄厩舎)は前走のターコイズSで重賞初制覇。鞍上のC.ルメール騎手がそれまでの終い一辺倒の競馬から、先行する形で勝利へと導いた。昨年のこのレースでも3着と好走していて、レースぶりに幅が増した今なら更に前進が期待できる。先週の追い切りでも併せ馬で先着と順調な仕上がりを見せている。鞍上はC.ルメール騎手。

 ラヴェル(牝4、栗東・矢作芳人厩舎)は昨年の牝馬クラシック戦線で案外だったが、2歳のアルテミスSではあのリバティアイランドを負かした実力馬。前走の京都記念も5着だが並み居る強豪馬相手に折り合いを欠きながら小差。距離短縮と牝馬限定戦なら好勝負は必至。鞍上は横山武史騎手。

 その他、重賞未勝利も常に接戦のレースを演じているコスタボニータ(牝5、栗東・杉山佳明厩舎)、展開に左右される点は否めないが決め手鋭いククナ(牝6、美浦・栗田徹厩舎)、牝馬同士の重賞と距離短縮で変わりそうなシンリョクカ(牝4、美浦・竹内正洋厩舎)などがエントリー。発走は15時45分。