オーシャンSに出走予定のキミワクイーン(撮影:下野雄規)

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 近走が案外だが、決めて鋭いキミワクイーンを狙いたい。昨年の当レースでは12着と大敗も昇級戦だったことを考えれば悲観する内容ではない。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/2(土) オーシャンS(4歳上・GIII・中山芝1200m)

 キミワクイーン(牝5、美浦・奥村武厩舎)は近3走で結果が出ていないが敗因は明確で、道悪や開催最終週でパワーを要す馬場。この馬には不得手の条件で参考外。それでもそれぞれ見せ場は作っており、条件さえ整えば巻き返しは必至だ。鞍上はM.デムーロ騎手

 トウシンマカオ(牡5、美浦・高柳瑞樹厩舎)はキミワクイーンが勝った函館スプリントSで3着に敗退も、展開を考えれば強い競馬をしている。前走の京阪杯はトップ斤量の58キロを背負って完勝。鋭い決め手の持ち主で連勝も十分。鞍上は引き続き菅原明良騎手。

 その他、初めての中山コースになるが、阪神で良績があるように問題ないビッグシーザー(牡4、栗東・西園正都厩舎)、1200mに起用してから4戦3勝のバースクライ(牝4、栗東・千田輝彦厩舎)、初めての1200mになるがNHKマイルCで2着という戦歴を持つマテンロウオリオン(牡5、栗東・昆貢厩舎)などが虎視眈々と上位を狙う。発走は15時45分。