2月9日の大竹まことゴールデンラジオは毎日新聞の中村文則氏のコラム「中村文則の書斎のつぶやき 捕まらぬ「偉い」政治家」を紹介し、大竹と青木と室井がコメントした。

中村氏のコラムから、一部抜粋して鈴木アナが紹介した。「今回の自民党派閥の裏金事件に関連して「検察がごく一部の責任しか問わなかったのは、ひどい話だ。派閥の解消とか離党とかごまかしはどうでもいい。関わった議員は全員一度議員辞職するべきだと思う。なぜなら議員は法を作るのが仕事だから。1番重要なのは意図的かどうかのはず。意図的に法を破っていた人間に法を作る資格はない。だからやめなければならない。今回は組織的だからミスとは言えず、過去の事例も関係ない。そもそも不記載が3000万円以下なら不起訴とする慣例など意味不明。政治家は偉くなれば逮捕されない国になったんだろうか。このままでは社会が根底から歪む。今回の件に全く関係ない検察官でも、何かの裁判で正義を語るとき、傍聴人や被告ですらもこの人は立派に見えるが相手が偉い政治家なら起訴しないのだろうかと内心疑いながら見てしまう。これでは検察官も気の毒すぎるだろう。社会がおかしくなってしまう。多くの専門家が指摘するとおり今回の裏金は脱税案件でもある。まだ検察審査会もある。今がこの国を未来の子どもたちに誇れるかどうかの分かれ道に違いない」

室井「私もそう思う。3日ぐらい前に朝日新聞かなんかで村上誠一郎さん。自民の方なんだけど結構いいことを言っていたので、それ取り上げて書いたんだけど、コロナの時に宴席に行ったっていうだけで3人も自民党は離党させてるんだよ。なのにおかしくない?裏金作って税金逃れ知ってたっていうんだったら辞任にしないとおかしい話で、私たちはきちんと彼らが予算として、うちらの税金とかきちんと使ってくれるんだって信じてるから、ちゃんとこの国は成り立ってるわけで」

大竹「おっしゃるとおり!」

室井「ジャッジの付け方がおかしくない?岸田さんは自民党の総裁だけどその前に日本の首相な訳だからジャッジの付け方として辞任以外ないと思うんだよね。どう思う?」

大竹「まあそうだと思うけど、マスコミとか、世間の流れとかであの時はコロナの最中に銀座で飲み食いしたんだからみたいなのが上がって、それが実際に犯罪行為なのかどうかっていうとそういう問題じゃなかったことは確かだよね」

青木「今回のは明確な違法行為ですからね。刑事責任が追及されるかされないかはともかくとして、形式的には全くの違法行為なので、だから中村さんのおっしゃってる通りだと思うし、はっきり言えば、例の盛山文部科学大臣。あの人は要するに記憶に無い。もしかしたら何もよく読まないで署名したかもしれないって言ってるんでしょ。じゃあ、あなたはあれですか?政策をよく読まないで何でもかんでもサインしてるんですか?と問いたいですよね。覚えてないって、申し訳ないけど、あほですかっていう話じゃないですか?これは多分、嘘なんです。全部、嘘なんです。はっきり言えば中村さんが言ってる通りこの裏金の議員はみんな嘘ついてるわけですよ。それを積み重ねられると政治が冷笑主義に近づいていく。要するにもう何言っても無駄だとか、もういいよいいよ政治はほっときゃいいんだ。政治は汚いものだからっていうふうになっちゃう。それが1番怖いので、僕はやっぱり青臭いけど、本気で怒って、お前らやめろと言い続けなきゃいけない」

室井「だってたけしさんのギャグみたいになっちゃってんじゃん。赤信号みんなで渡れば怖くないって」

大竹「そういうことだよね。俺は2900万だから大丈夫みたいな。そんな話だよね。関係ないよね。これは本当にひどすぎるよね。この自民党の安倍派の中でも、70人近くいるって?いやだめだろう!何回かこの番組では言ったけど、街じゃ1円でもなんでも領収書!一生懸命3月の15日の手前でみんなやってるわけだよね。しかも今はインボイスが加わってるわけだ。インボイス制度にみんな登録しないとだめだと言われて、インボイスに登録できてない人たちは仕事がもうなくなってきてるみたいな、ものすごいことになってるのに一方で3000万円以下はOKみたいな話になったら、中村さんの言う通り全員本当に捕まってもおかしくないよね」