1月29日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、製造業・建設業などの現場向け遠隔支援ツール“SynQ Remote(シンクリモート)”を提供する九州発のスタートアップ、株式会社クアンド 代表取締役CEOの下岡純一郎さんをお迎えし、地域産業が活性化するための課題について詳しくお話いただいた。

松井佐祐里アナ「地域産業が活性化するための課題は何ですか?」

株式会社クアンド 代表取締役CEO・下岡純一郎氏「自分らしさに自信を取り戻すです」

L is B代表・横井太輔氏「詳しく教えてください」

下岡「我々のミッションにも関わってくるんですけど、地方の方は卑下する感じなんですけど実は何かいいものを持ってたりします。それにちゃんと気づいて、引き出して伸ばせればすごくいい形になっていくなと思っています。そういう思いから自分らしさに自信を取り戻すということを挙げてます」

横井「スタートアップを地方でやろうという決めた理由は何ですか?」

下岡「やっぱり地方ですごく課題が多く存在していて、産業をアップデートしていく余地と意義もすごく大きいと感じたからです。東京とか都市部だと、どちらかといえばだと生成系AIとか新しいトレンドとか、デジタル完結型の世界に流れやすいんですけど、日本や世界の多くの雇用は、建設・製造・小売とていうリアルでフィジカルな世界で成り立っています。ですのでそういった現場の課題は見逃されがちですけど、非常に大きい社会課題であって、それが創業期の2017年ぐらいから今後必ず解決しなきゃいけない課題になってくるなというふうに考えたので、東京じゃなくて地方でやっていこうと決めました」

松井「経営者として大事にしていることは何ですか?」

下岡「常にビジョンに立ち返ることです。企業を経営していると、やっぱ売り上げとかKPI(重要業績評価指標)とか何かそういうことを一生懸命追ってると、あれ?何したかったんだっけってなるので、そこに向けすぎないように、ビジョンに立ち返るってことがすごく大事かなと思ってます」