政治と金の問題。国民に説明をと青木氏 青木「とにかく透明性。何に使ったのかしっかり調査を」
1月26日の大竹まことゴールデンラジオは東京新聞の「容疑を避けるは逃げるは」というコラムなど各種記事を取り上げ、大竹と青木がコメントした。
東京新聞北丸雄二の「本音のコラム」には、「容疑を避けるは逃げるは」「どう少なく見積もとも脱税だと思うのだけれど、裏金は収支報告書『不記載』という『事務的ミスの積み重ね』と形で修正したら脱税ですらなくなるんですかい?」安倍派は13億円超、二階派は2億円超、岸田派3000万円。しかも、「検察は3000万円以下は立件見送り」とか報じられてから3000万円以下の裏金が「実は新たに」のオンパレード。萩生田氏は八王子市長選挙応援の選挙が終わった後に「事務所引き出しに2728万円の裏金」白状、この他石川県知事馳浩さんも「819万円」、「愚か者めが!」の丸川珠代氏は「中抜き700万円」、下村さんや杉田水脈さんは額すら言わずにまたケツ捲りと被疑者・容疑者だろうと怒り心頭」
その他、自民党の大西秀雄衆議院議員が昨日安倍派幹部はもう責任を果たしたと発言した。「萩生田前政調会長で言えば八王子市長選で野党が総がかりで政治とカネの問題を批判してきたが、それを乗り越えて自民の推薦候補が勝ち抜いた。西村前経産大臣が寒い中、駅前で釈明のビラ配りをしているではないか。我々は選挙で選ばれた人間。次の総選挙で審判を問う」
青木「政治と金の問題と、例えばアメリカなんかを見ると大統領選今まさにやとますけど、ある意味で寄付文化があることも一因ではあるんですけど、すごい金を集めるわけです。それはある意味で権力の象徴というか、要するに勝ち馬にワっと金が集まるみたいなところもあったりとかして。だから政治に金がかかる、あるいは逆に金を政治に使う。だからテレビCMとかパンパン打ったりとかしながらやる。これはアメリカの政治文化です。ヨーロッパなんかは、どちらかというと学級委員会的な文化というか、あまり使わないようにしようというような文化」
大竹「イギリスを筆頭にね」
青木「そうですね。どちらが正しいかというのは、なかなか一概には言えない。ただまあアメリカの場合なんかは、今回トランプが勝つんじゃないかなという分断の状況を生み出したのは、そういうところにもあるし、格差の問題なんかもあるんで、僕はアメリカのやり方がいいとは思わないんですけれども、問題は集めてもいいし使ってもいいんだけれど、やはり透明性ということになると思うんです。
室井「政治で集めるんだから政治に使わないとね」
青木「今回でいうと、この刷新本部とかで刷新なんとかとか、政治資金規制法の強化は必要だと思うんですよ。ただそれ以前に、今回、いろいろな識者の人が言っているように、一体この裏金をそれぞれの派閥が、いつからこんなことをし始めたのか、いつからやり始めたのか、どういう理由だったのか、どうしてこういうことを続けてきて、その間にいくら集めたのか、それぞれの議員にどれくらい配ったのか、さらには何に使ったのか。自民党自らが調査をして公表しないと議論は始まらないと思うんです」
室井「みんなもう忘れてるかもしれないけど、元新潟県知事で今衆議院の泉田さんの政治とお金の話とか、全部結びついてるような気がしちゃうんだよね」
大竹「地方に行けば行くほど、お金が中央からどうくるのかというのはまだ不透明ですよね」
青木「そう。だからまず今回の問題の情報をつまびらかにして、きちんとした結果を我々に提示をして、その上で、どこをどういう理由で刷新するのか、例えば一部で言っているみたいに秘書の方にお金がかかるんですよというのであれば、秘書の人は何人までにしましょうみたいな制限をするとか、対策も考えられるし、とにかくその前提として、まず今回の事実を自らちゃんと明らかにしてくださいと第三者委員会でもなんでもいいから作ってということですよね」