NPB外国人選手の国内移籍が多い今オフ 高木豊氏が「一番活躍する」と語った選手とは?

写真拡大 (全2枚)

DHのあるパ・リーグはウォーカーにとってプラスに作用するだろう(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 各球団が積極的な補強を行った今オフのプロ野球。FAやトレードなどで様々な選手の移籍が成立したが、今オフは外国人選手の国内移籍も多かった。巨人は阪神に在籍していたカイル・ケラーを獲得。その巨人からはアダム・ウォーカーがトレードでソフトバンクへ移籍。DeNAからはネフタリ・ソトがロッテへ移籍するなど、他にも助っ人選手の移籍が決まっている。

【助っ人外国人】使えない?契約条件?なぜ他球団に移籍するのか︎2024年高木豊が選ぶ”新天地で一番活躍する外国人選手”とは

 今オフに移籍が決まった外国人選手たちは環境が変化したことで、NPBで更なる活躍を披露することができるだろうか。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は1月16日に自身のYouTubeチャンネルに「【助っ人外国人】使えない?契約条件?なぜ他球団に移籍するのか︎2024年高木豊が選ぶ”新天地で一番活躍する外国人選手”とは︎」と題した動画を更新。国内移籍が決まった外国人選手について言及した。

 高木氏は巨人が獲得したケラーについて「投げている球は力もあるし、良いと思う。カーブを投げる時だけ(腕の振りが)緩むから、そこさえクリアになってくれば、割と働くかなと思う。環境も変わったし」と話した。安定した投球を披露し、巨人の中継ぎ投手陣を強化することができるか。

 DeNAからは18年から2年連続で本塁打王を獲得した実績を誇るソトがロッテに移籍することが決まったが、高木氏は「まだ力はあると思う。ポランコに近いような活躍をしてくれると思う」と語った。

 近年は思うような成績を残すことができていないソトだが、「本塁打王を獲った時みたいに40発を2年連続でというのは厳しいかもしれないけど、20〜30発近くは打ってくれると思う」と話し、「(ポランコと)2人で60発くらい打ってくれるとすごく良い」と期待した。ポランコとともにパ・リーグの本塁打王争いを展開するようなことがあれば、チームのさらなる浮上も考えられる。

 多くの外国人選手の国内移籍が決まったが、高木氏はその中でも一番活躍しそうな選手にウォーカーを指名。巨人時代には外野守備が課題だったウォーカーだが、同氏は「彼はDH専門の選手。守備につく負担がパ・リーグに行ったおかげで無くなるよね。DH使われると相当打つと思うよ」と言及。さらに、「走塁という面で見ても動けるし、良い外国人を獲ったと思う。伸びしろが非常にあって、これからもっと成長しそうな感じがする」と指摘した。パ・リーグ球団への移籍で最も恩恵を受ける選手なのかもしれない。

 今オフに他球団に移った外国人選手は、24年シーズンでどんなプレーを見せてくれるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]