絶対的エースの座を継ぐのは誰だ? FA移籍・西川龍馬は「適切な打順」を探る1年に【勝手に”妄想”開幕オーダー|オリックス編】
リーグ4連覇という偉業へむけ、中嶋監督はどんなメンバーをセレクトするのか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
今シーズンのプロ野球開幕は3月29日。球春到来はまだ先だが、“妄想”開幕オーダーを考えてみたい。今回はオリックス編だ。
昨季は86勝53敗4分の圧倒的な成績でリーグ3連覇を達成。吉田正尚(レッドソックス)が抜けた穴をFA移籍の森友哉らが埋め、失点・失策数はともにリーグ最少と、守り勝つ野球を確立させた。
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今季は絶対的エース・山本由伸がドジャースへ。技巧派左腕の山崎福也もFA権を行使して日本ハムへ移籍と、先発陣の刷新は間違いない。野手陣では広島からFAの西川龍馬が加入。また新たなメンバーでリーグ4連覇、そして2年ぶりの日本一を目指すことになる。
開幕戦の相手はソフトバンク。未発表だが、おそらく本拠地・京セラドーム大阪での開催だ。順当に考えると、有原航平や和田毅あたりが先発か。
■オリックス・“妄想”開幕オーダー
(中)中川圭太
(左)西川龍馬
(捕)森友哉
(一)頓宮裕真
(右)トーマス
(指)杉本裕太郎
(三)宗佑磨
(二)ゴンザレス
(遊)紅林弘太郎
(投)宮城大弥
連覇中のチームとあって、各ポジションにタレントが揃うオリックス。今季も状態の良い選手を使いながらシーズンを戦うだろうが、ベストメンバーに近い形はこうなるか。レギュラー不在の右翼は、まずは新外国人のコディ・トーマスに担ってもらう。
開幕投手は宮城大弥と山下舜平大の2人が筆頭候補か。
宮城は、昨季まで3年連続で2ケタ勝利&規定投球回に到達。22歳の若さで日本シリーズやWBCといった大舞台の経験も豊富にある。山下は昨季の開幕投手がデビュー戦で、勢いそのままに9勝&防御率1.61をマーク。新人王に選ばれる活躍を見せた。
今季の開幕はどちらで行っても納得感は高いが、ここは積み上げた実績に敬意を表して、宮城に大役を託そう。バッテリーを組むのは森友哉か。昨季は22試合中15試合で森と組んで、9勝2敗、防御率2.24と好成績を残している。
打線における最大の関心事は、西川の打順だ。広島では1番から下位打線まで幅広く役割を担い、投手の左右に関係なく高い率を残してきた。パ・リーグでの環境でも、その天才的なバッティングスタイルは遺憾なく発揮されるだろう。今季はその適切な打順を探す1年になりそうだ。
今回は西川を2番に据えた。攻撃的な2番打者のイメージだ。中川圭太との1・2番コンビは機動力こそやや劣るものの、ともに打席での嫌らしさは抜群。2巡目以降はポイントゲッターとしての働きも期待できる。後に控える打者の兼ね合いを考えても、「2番・西川」は最適解のひとつだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]