【巨人】坂本勇人以来のゴールデン・グラブ獲得となるか 注目集める「ホットスポット」とは

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門脇は正遊撃手としてどんなパフォーマンスを示せるか(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 2020年以来の優勝を目指す巨人では今季から門脇誠が守る遊撃ポジションも注目を集めそうだ。

 ここまで長く守ってきた坂本勇人がサードにコンバートされたことに伴い、同ポジションを任されることになった。

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 門脇といえば、昨年ルーキーながら開幕スタメンを勝ち取ると、当初は堅守で評価を高めたが、シーズンが進むにつれ、走攻守すべての面で存在感を示し始めた。9月の試合から遊撃にコンバートされたのも首脳陣の信頼の高さを現していた。ルーキーイヤーは126試合に出場、打率・263、3本塁打、21打点。11月には侍ジャパンの一員としてアジアチャンピオンシップにも出場、広島・小園海斗とともに「カドゾノ」の愛称で特に守備面で侍の井端弘和監督からも高い評価を得た。

 そんな門脇に期待されるのは、本格的に遊撃挑戦1年目シーズンにしてゴールデン・グラブ賞獲得にもある。昨年は日本一チームの阪神から、高い守備力を誇る木浪聖也が初選出となった。2022年シーズンはヤクルトから長岡秀樹が選出されていた。同賞は記者投票となっており、シーズンの成績的にも上位のチームから選出されることが多い。

 プロ2年目で遊撃を任される門脇が攻守にわたって存在感を示せれば、チームに勢いもつき、V奪回にも近づくことに。巨人の遊撃手としては坂本勇人以来となるゴールデン・グラブ獲得も夢ではない。

 昨年の木浪の守備率は「・982」を記録。内野の華ともいえる同ポジションでいかにエラーを減らし、正確な制球を行えるかも鍵を握りそうだ。

 坂本、門脇が守る新たな三遊間に関しては昨年も好プレーが評価されるなど、2024年シーズンの見どころの一つともなりそう。

 今季は球団創設90周年の節目の年となる。阿部慎之助新監督率いるチームがどんな戦いぶりを見せるか、門脇が果たす役割にも大きく注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]