2024年1月9日から12日までラスベガスにて開催されるテクノロジーの見本市「CES」の開幕にあわせてLenovoがラインナップを一新し、WindowsとAndroidを一つのデバイスにまとめた「ThinkBook Plus Gen 5 Hybrid」をはじめ40台以上ものデバイスを発表しました。

All New AI PC Lenovo ThinkBook Laptops and ThinkCentre neo Desktops Inspire a New Wave of Productive and Creative Power - Lenovo StoryHub

https://news.lenovo.com/pressroom/press-releases/ai-pc-thinkbook-laptops-thinkcentre-neo-desktops-productive-creative-power/

Lenovo’s latest 2-in-1 crams Windows and Android into one device - The Verge

https://www.theverge.com/2024/1/8/24030533/lenovo-ces-laptops-legion-thinkpad-thinkbook

Lenovo Unleashes AI-Powered Creativity and Productivity Devices and Solutions at CES 2024 - Lenovo StoryHub

https://news.lenovo.com/pressroom/press-releases/ai-powered-creativity-productivity-devices-solutions-ces-2024/

トラックパッドで操作する場合にはWindowsのインターフェースは優れているものの、タッチ操作を行う場合はAndroidに軍配が上がります。ThinkBook Plus Gen 5 Hybridはそうした両者の「良いとこ取り」を目指したデバイスで、キーボードを付けているとWindows搭載のノートPCとして機能し、キーボードを取り外すとAndroidとして機能するようになっています。



デバイスのキーボード部分である下半分にはIntel Core Ultra 7プロセッサーや32GBのRAM、1TBのSSD、75WhのバッテリーなどWindows用のパーツが入っています。



キーボードを取り外すとAndroidタブレットになります。14インチの2.8K OLEDディスプレイの裏側にQualcomm Snapdragon 8 Plus Gen 1プロセッサや12GB RAM、256GBフラッシュストレージ、38WhのバッテリーなどAndroidタブレット用のパーツが設置されています。



実際に製品を試したというThe Vergeの記者によると、「かなり重いものの、他の2-in-1ほどは重たくない」「分離させるには外れるまで引っ張るだけでOK」「事実上2台のPCを1台にまとめたもので、Windowsでの作業の続きをAndroidでしたい場合には手動でファイルを共有・移動する必要がある」などの感想が述べられています。



ThinkBook Plus Gen 5 Hybridは2024年第2四半期にアメリカ合衆国にて1999ドル(約29万円)で登場予定とのこと。日本での発売は未定です。

LenovoはThinkBook Plus Gen 5 Hybrid以外にも、下記の通りさまざまな製品を発表しています。

・ThinkBookおよびThinkCentreシリーズ

ビジネス向けモデルのThinkBookとThinkCentreシリーズではThinkBook Plus Gen 5 Hybridを含めて新たに7つのモデルが発表されました。

・Yogaシリーズ

個人クリエイター向けハイスペックモデルのYogaシリーズでは、テキストやスケッチを元に画像を生成するツール「Lenovo Yoga Creator Zone」が付属するようになりました。ローカルで動作するためプライバシーやセキュリティを維持できるとのこと。8つのモデルが発表されています。

・Legionシリーズ

ゲーマー向けモデルのLegionシリーズでは、画面上のFPSデータを元にCPUやGPUへの電力供給量を調整するシステムが登場し、よりパフォーマンスを発揮できるようになったとのこと。廉価モデルのLOQとあわせて13モデルが発表されています。

そのほか、周辺機器やタブレットをあわせると合計で40台以上のデバイスが発表されており、ラインナップが一新されています。