業務スーパーの『赤唐辛子』は一般家庭では持て余す? 冷凍タイプの扱い方を確認してみた
業務スーパーで販売されている『赤唐辛子』。ベトナム原産の冷凍唐辛子です。
強烈な辛味が鋭くも爽やかに広がっていく、鮮度の良さを感じる風味。もはや説明不要の食材ですが、扱いが難しい面があるので、使い方を含めてご紹介しましょう。
価格・内容量は?
『赤唐辛子』は408円(税込、税抜378円)で販売中。内容量は250g。神戸物産がベトナムから輸入・販売するプライベートブランド品。
コスパは?
コスパ(単価)は100gあたり約163円。冷凍の赤唐辛子は、輸入食材店や他の業務用スーパーでは190円/100g程度から見かけます。本品はそこそこ手頃な価格設定ですね。
ちなみに一般スーパーの生鮮の唐辛子は、たまに見かけて300円/100g以上。薬味用のカット唐辛子なら10gで100円程度の感覚です。本品はそれらよりも安いかわりに、使い切るのが大変なボリュームとなっています。
使い方は?
へたは除去されている一方で、種はみっちり詰まっています。生鮮品なら乾いているので、切り口から簡単にこぼれてくるのですが、冷凍品はちょい面倒。へた側から切るか半分にカットしたあと、箸などでほじり出す必要があります。
ゴム手袋を忘れずに!
注意点として、特にカットする際にはゴム手袋の着用が必須。辛味成分が皮膚に触れるとピリピリする痛みになります。素手で扱わないよう気をつければ、基本的には冷凍状態のまま加熱してOK。好きな料理に活用しましょう。
やっぱり……辛い!
ほぼ辛味オンリーの無骨な味わいです。切断面を少し舐めるだけで、カプサイシンの鋭い辛さが舌の上に一瞬で広がります。鼻にツンときたあと、口の中にヒリヒリした余韻が残る感じ。
薬味用の商品と比べて刺激感がガツンと強く、辛味レベルは相当なもの。ストレートな激辛食材です。1〜2本入れるだけならピリ辛止まり。3〜4本入れれば唐辛子がかなり主張するバランスに仕上がります。それ以上の分量にするなら、慎重に少量ずつ加えましょう。
切らずに和えて風味を楽しむのもアリ
強い辛味を受け止めるだけの旨みがある、肉料理などの味付けに加えやすい印象。辛さの中にスッと抜けるような爽やかな風味があり、適量を使えば程よいカラシビ感も楽しめます。
辛すぎて使い道に困ったら
試しに買ったけど辛すぎて使えない場合、カットせずにそのまま炒め物に和えて加熱するのもアリ。特有の爽やかな香りとほのかな辛味だけが移って、優しいピリ辛テイストを料理にプラスしてくれます。
賞味期限(約2年)は長いので、余らせても保存は効きます。とはいえ、好みも用途も選ぶので、あくまで激辛ファン向けの商品に留まる印象ですね。
カロリーは?
気にしてもほとんど意味はないかと思いますが、カロリーも確認しておきましょう。
『赤唐辛子』は100gあたり96kcal(脂質 3.4g、炭水化物 16.3g)。1本平均が5g(実測値)なので、1本あたりは約5kcal。普通に使うぶんには気にならない数値ですね。料理に使う際の目安にどうぞ。