GMTが目立った2023年の時計シーン。2024年の注目は角型ケース!?【&GP編集部AWARD 2023】

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【&GPのポチる前に聞きたい話】

&GP編集部AWARD 2023「時計・メガネ部門」

※この記事はポッドキャストの音声を「CLOVA Note」を使って文字起こしし、再構成したものになります

【出席者】
澤村:&GP編集長
円道:&GP副編集長(司会)
若澤:&GP編集部員(時計・メガネ担当)

 

■2023年の時計はやっぱりGMT!次にくるのは“角”

円道 &GP編集部AWARDということで、年末まとめて今年1年を振り返ってしまおうという企画を順次やっています。今回は「時計&メガネ」ということになります。

&GPではたくさん時計の新製品をご紹介しているわけですが、今年実際に時計業界はどうだったのか。この間、大谷翔平選手が記者会見でつけていた グランドセイコー(GS)がメディアに取り上げられてちょっと楽しかったんですけど、時計担当の若澤くんとしてはいかがでしょうか。

若澤 はい、若澤です。よろしくお願いします。ご説明あった通り、GSの人気っていうのは、ここ1年でだいぶ印象上がったんじゃないかなっていう感じですよね。今年の3月、WBCで大谷選手がヌートバー選手にあげたのもGS。そこから流れは来てはいるんですけれど。だから印象っていうのは、だいぶ上がったなっていう。

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円道 元々GSって、日本が誇る、世界に誇れる時計ブランドじゃないですか。

若澤 そうですね。

円道 だから各国の、世界の高級時計ブランドとかと遜色ないような。

若澤 元々、スイス時計に負けないぞっていうのでセイコーが立ち上げたブランドがグランドセイコーになっているんで、だから頑張ってるなっていう印象ですけれども、トレンドとしては、今年はGMT時計っていうのが非常に人気でした。

>> ロンジンの人気モデル「ハイドロコンクエスト」がGMT機能を搭載!

円道 GMTってなんですか。

若澤 GMTというのは、2か国以上の時間を表示できるっていう。時計っていうと、時針、分針、秒針の3つがあると思うんですけど、そこにGMT針っていう、もう1つ針があることで、その針が指しているのが別の国の時間を指してるわけです。これがなぜかっていうと、渡航制限っていうのが解除されたということで、旅行する人が増えましたと。で、それにふさわしい時計ってなんだっていうと、やっぱGMTモデルだよねっていうので、いろいろなブランドからGMT針を搭載したモデルが出たというのが、流れかなというところですね。

円道 いっぱい出てますよね。&GPで取り上げる新製品でもGMT針増えたなっていうイメージがあるんですけど。あれ、GMT針って1周で 24時間?

若澤 そうですね。

円道 やっぱりそうなんだ。

若澤 なので、一目で分かるっていうところと、あとはGMTは針が1本増えるんで、新しくキャリバーっていう時計を動かす動力みたいなところを1から作り直さないといけない。なのでスイスとか、日本のブランドもそうですけど、割と大きめなブランドでしかできないところはありますね、

円道 じゃあ機構としても、多少複雑になっていくというか、新しく作らなくちゃいけないっていうことですよね。

若澤 そうですね。で、来年2024年でいうと角型ウォッチに行くんじゃないかなと。

円道 角型って言うと?

若澤 時計って丸じゃないすか。

円道 はい。

若澤 じゃなくて四角。

円道 え、四角なケース、三角形とかじゃなくて、八角形とかじゃなくて、四角形?

若澤 そう。例えば、カルティエのタンクみたいな、ちょっとドレス系のウォッチ。

円道 それは男性用?

若澤 男性なんかも。

円道 女性用として、小さい四角いケースみたいなのはなんとなくイメージがあるんだけど。澤村さん、なにか四角い時計ってイメージあります。

澤村 あるある。この前出たPRO TREK、四角だよね。

>> ベゼルの質感はまるでスキレット!武骨なキャンプスタイルをイメージした「PRO TREK」

若澤 そうです。

円道 あー、PRO TREK。あれは確かに。

若澤 あとカシオのオシアナスとかも角型を実は作ってたりするんです。個人的には、GMTの次、来年は角型。今まで全然注目されてこなかったですけど。要はシーン限定されずに腕時計も楽しむ人が増えているっていう。ダイバーズだけどスーツに合わせるし。そういう垣根みたいのが、こういうシーンはこういうものをつけましょうみたいなって、ほぼほぼもうなくなってるかなと。時計そのものが、やはり必要性で言うと、正直あんまりないと。ないんだけれど、物として楽しむっていうところで、時計って人気だと思うので。なので、そういうドレス系のウォッチをいろんなシーンで身につけるみたいな。シーンに関わらず身につけるみたいなのも出てくるんじゃないかなっていうのはありますかね。

澤村 タグホイヤーのモナコとかも四角い。あとベル&ロス。

円道 ベル&ロスは昔から。四角いっていうのはあるけど。四角ね〜。

若澤 四角、注目してもらいたいな、というありますね。

円道 時計は、四角が来年はちょっと注目ということです。

 

■メガネも機能性がキーワードに

円道 ではもうひとつのジャンル、メガネ。

若澤 メガネね〜。

円道 メガネ、結構好きでしょ?

若澤 メガネ好きですね。

円道 メガネユーザーだし。

若澤 ユーザーですね、はい。トレンドっていうと、なかなか難しいところがあって。ファッションで話したサングラスみたいな、ちょっと細い、サイバーっぽいサングラスが流行ってますよってのはあるんですけど。実用的なメガネでいうと、なんだろうな。去年(2022年)でいうと、ゴツい縁が分厚いやつ。ザ・メガネみたいな。

円道 澤村さんがつけてるやつとか。

澤村 ファクトリー900。

円道 それも、だいぶインパクトのあるフレームですよね。

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若澤 そうですね。インパクトのあるやつは、継続して人気。あとはカラーレンズ。ちょっと色入れるみたいなのは、この夏めちゃくちゃ見たなっていう。街中でもそうですし、 売られてるのもそうですけど、なんかだいぶ増えたなっていう。

澤村 スーツと似ていて、機能性メガネっていうのも結構増えてんじゃない? サウナに入れるやつとか。

>> スーパー銭湯やサウナでメガネなしは怖い!曇らない&錆びないメガネありますよ

円道 そうですね。サウナ系はね。サウナは本当にいろんなもの出ましたからね。うん、確かに。

若澤 サウナメガネはひとつありますね、新しいのでいうと。

円道 ちなみになんですが、おしゃれな人ってやっぱり複数本メガネ持つものなんですか?

若澤 僕めっちゃ持ってますね。でも全部度入りではないです。度入りなのは2本ぐらい。

円道 やっぱそうなんだ。

若澤 あとはまあ、度なしで、、フチあり、なし。クリアフレームとか。

円道 サングラスの記事、今年ちょこちょこ出したじゃないですか。夏、暑かったし、日差し強かったってのもあるから。日本でも目しんどいな、ぐらいに明るい時とかもあったので。日本人の目がしんどいってよっぽどだよなとか思うけどね。 サングラスをかける人も増えてるのかなっていう雰囲気には感じたんで。

若澤 だいぶもうカジュアルにつけられますしね。あとブランドも増えたかな。

円道 そうなんだ。

若澤 印象ですね。それこそ僕が「買ってみた!使ってみた!」で出した、ジュガードフォーティーンっていう、福井・鯖江製でアンダー1万円みたいなブランドも新しく出てきてたりしますし。日常的にカジュアルに楽しむ、身につける人が増えてるなっていう感じですかね。

>> 鯖江メイドのサングラスが“アンダー1万円”で買える「ジュガードフォーティーン」って知ってる?

澤村 あと調光サングラスも。

円道 自動調光のやつもあったじゃないですか。ドライブ用で。トンネルに入ったり出たりとかする時に調整してくれるみたいな。まあいろいろと新しいものも出てきてはいるなという感じではありそうですね。

>> テンプルを指でスライドすればレンズ濃度が変わる調光サングラスっていつでも自分に合う色に調節できるね!

若澤 調光レンズは人気ですね。

 

■3人が今年気になった時計を発表!

円道 ということで、今年1年やってきた中で、それぞれ皆さん、できればぜひ時計で気になったもの1本あげていただければな思うんでが。澤村さんは何かありますか。

澤村 時計はですね、マッドマスターを。

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円道 G-SHOCKね

澤村 40周年だしね。普段着るのがカジュアルな服が多いので。まあ、見るのラクだなとかあるんですけど。キャンプにもそのまま行けるし。

若澤 そうですね。

澤村 あとやっぱり、スマホリンクがついた。スマホとリンクしてると時差とかの補正が簡単にできるし、 やっぱいいなって。機械式で言うと、2つ目になっちゃうけど、スウォッチとブランパンのコラボモデル。

>> スウォッチとブランパンがコラボ!深海がテーマの機械式時計が登場したぞ

若澤 あー。あれ、どうなんだろう。手に入るのかな。

澤村 うん。そんなところかな時計は。

円道 僕も陸Gだったんですけど、あのマッドマスターは値段見て「うっ」となったので、PRO TREKで。さっき出た四角ケースのやつ。あれはかっこいいなって思って。今までPRO TREKって、山時計としてはたぶん一番性能のいいものとして君臨してたわけですけど、でもなんか、欲しいっていう感じまではいかなかった。ところが、なんだよ急にかっこいいじゃん!って。すいません、これ個人の感想です。ということで、PRO TREKいいなっていうのはあったかな。ただ、まあなんかね、セイコー5スポーツを1本ぐらい持っててもいいなって、最近すごい思ったりとかもある。

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澤村 そうね、あとシチズンのデジアナ…

円道 あー、アナデジテンプですね。ああいうのは1本欲しくなりますね。

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円道 最後は時計担当の

若澤 はいはい

円道 いや別に、1本じゃなくてもいいですよ。

若澤 あー、ほんとですか。でも1本あげるとすれば、シチズンのシリーズエイト 880メカニカル。これが、初めてシリーズエイトでGMT針を搭載したっていうので、時計業界的にもニュースになりまして。これですかね、やっぱり。トレンド感もありますし、シリーズエイトそもそもが持っているラグスポっぽさとか、シーン限らずに身につけられる腕時計っていう。本格的な機械式っていうところで言うと、ここは外せないかな思いましたね。

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円道 確かにそうだよね。なんかラグスポっていう言葉が一時期すごい流行って。よくわかってない者としては、何を定義にラグスポっていうの?ってすごい思ってたんだけど。、

若澤 ま、ざっくりスタイリッシュみたいな感じで。

円道 はいはいはい、分かる分かる。僕、実はずっと時計はつけ続けていて。スマートウォッチではなくね。だからクセになってるんですよ、左腕に時計つけてて、左手でスマホ持ってて、時間を確認するとき時計を見るっていう(笑)。ほんとに、ギャグじゃなくて。それぐらい、もう昔からの染みついた動作になってるから、たまに(時計つけるの)忘れるんですが、なんか寂しい気持ちになるっていう。

若澤 そういう意味で言うと、今のシリーズエイトは、耐磁2種っていうのを搭載している。スマホってめちゃくちゃ磁気帯びてるんで、機械式って一発でダメってなっちゃうんですけど、耐磁性能を備えてるモデルっていうのは、今の時代にもあってるかなみたいなのはありますね。

円道 時計ってもう必要ないっしょ、っていう人も増えてきてるとは思うんですよ。だけど、なんだろうな。見ていくと結構魅力がいっぱいで。恐ろしいんだけど、時計って生で見ると本当に欲しくなるんですよ。あのね、しかも自分の腕に置いた瞬間に終わるっていう、あの恐ろしいものだったりするるので(笑)

若澤 あと、男性ってアクセサリーって限られてると思うんですよ。眼鏡か、時計か。あとは靴とかベルトとかネクタイぐらいじゃないですか。その中のひとつ、数少ない男性が身につけるアクセサリーのひとつなんで、ちょっとこだわってもいいんじゃないかなとは思いますけどね。

円道 僕は今後もずっと時計はつけ続けようかなと、そんな高いものは持ってないですけど、思ったりとかはしてます。ということで、 また来年も、&GPでは時計の記事、メガネの記事をいっぱい…。あ、メガネなんかありますか? ひとつ、あ、いいですよ、全然。

澤村 眼鏡いっぱい持ってるんですよ。

円道 知ってます(笑)

澤村 度が入ってんのはやっぱ1個しかないからね。

円道 フレームとして持ってる。だから、おしゃれとして持ってるってことですね。

澤村 うん。おしゃれなのか、ちょっと顔の見える面積を減らすのかはわかんないけど(笑)。でもサングラスは、今年の夏、暑かったってのもあったけど、気候変動の部分もあるじゃない。だから、おしゃれだけじゃなくて目を守るって意味ではサングラスはこれから必要かなっていうのはあるよね。単純におしゃれなだけじゃない、ちゃんとレンズ入れなきゃいけないなっていうのもあるけど。今年いろいろ見てたけど、機能特化したものが非常に多くなってるかなっていうのが。で、その中でサングラスで言うと、個人的にはアイヴォル プラス。

>> ジャパンメイドのサングラス「アイヴォル プラス」はなんと1万5400円!

円道 はい。

澤村 あれは実際に見に行って買おうと思ったんだけど、欲しいのはもう全部売り切れちゃってたので、買えなかったんですけど。ちょっといいサングラスは欲しいなと。

円道 サングラスね。僕なんかはもうド近眼、ド乱視なので、サングラスをかけるって選択肢がまずないんですが、それでもやっぱり今年の夏はサングラス欲しいなと思いましたもんね。それぐらい目には過酷な環境になってきたなと。そういう意味で、ちゃんとした、目を保護するレンズとかもね。度がなくてもちゃんとした機能性レンズもあるので、そのあたりも含めて。あと、個人的には老眼もだいぶしんどくなってきたので、遠近両用とか、 そういうのもちょっと気になってくるぞっていう。2024年はちょっと眼鏡の方も注目していきたいなと思います。

以上、&GP編集部AWARD、時計、眼鏡編でした。ぜひ来年も時計、眼鏡記事に注目してください。ありがとうございました。

澤村・若澤 ありがとうございました。

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<構成/円道秀和(&GP)>

 

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