タレントの上沼恵美子の冠番組『もしも夫がゾンビになったら…』(読売テレビ・日本テレビ系2024年1月4日23:59〜)の出演者、放送内容がこのたび公開された。

左から上沼恵美子、古舘伊知郎=読売テレビ提供

○■上沼恵美子、ニューヨーク屋敷と初タッグ

世の中のさまざまな議論・話題を「あなたならどうする?」という3択問題にして出題。正解はなく、問題や回答について、MCとパネラー陣が“ああだこうだ”言い合う番組となっている。MCは上沼とニューヨーク・屋敷裕政。パネラーには、嶋佐和也のほか、ダイアン・津田篤宏、菊地亜美、ゆうちゃみ、INIの佐野雄大、さらに上沼と不仲説が取り沙汰された古舘伊知郎も登場。上沼と初めてMCタッグを組む屋敷は、開口一番「2024年で一番大きい仕事がやってまいりました!」と大ハリキリ。そして上沼と古舘といえば、1994年と1995年に『紅白歌合戦』でともに司会を務めたことが原因で犬猿の仲と噂されていたが、昨年古舘が上沼に謝罪したという経緯が。それ以来の28年ぶりテレビ共演となる2人。古舘は「全面的に僕が悪かったですから」と紅白について改めて平謝りするが、上沼はすかさず「思ってないくせに」と口撃。その後も、忖度なしの上沼節がさく裂すると、古舘が応酬し、2人の白熱した舌戦に周囲は終始ハラハラさせられる。

○■上沼恵美子、紅白歌合戦の恨みを古舘伊知郎にぶちまける

最初の問題は、番組タイトルにもなっている「もしも、愛するパートナーがゾンビになったらどうする?」。回答は、「1.回復を信じて閉じ込めておく、2.噛まれて自分もゾンビになる、3.殺す」の3つで、半数以上が「回復を信じて閉じ込めておく」を選択するが、上沼は「これ、3択か?『殺す』しかないやろ」と即答。この問題を機に上沼が夫への感情を爆発させる。

そんな中、再び紅白歌合戦に話題を戻した上沼は、またも古舘に当時の恨みつらみをぶちまける。止まらない上沼節に、嶋佐は「紅白ゾンビみたいになってる……」とおののき、1問目から早くも波乱の予感が漂う。続いての「憧れのイケメン先輩との初デート……しかし、彼のある行動で冷めてしまった。その行動とは?」という問題が出題された際には「異性の支払いの仕方」という話題を発端に、上沼が意外にも支払いにPayPayを利用していることが判明し、一同騒然の入金額が明かされる。さらに「次の炎上発言のうち、最も許せないものは?」という問題では、屋敷、菊地、津田の過去の炎上発言が3択として出題されると、津田の炎上発言に上沼が「津田最低!」「絶対言うたらアカン」とカンカン。「本当に後悔してるんです」と反省しきりの津田は事件の顛末を語るも、延々と上沼に叱られ続ける始末。そして、炎上といえば上沼自身がかつて『M-1グランプリ』の審査を巡る暴言騒動に巻き込まれた経験を振り返り「あれ誰が言うた?」と当時の事件を回想。大慌てのニューヨークをよそに思いの丈をぶちまける。

放送後に配信されるTVer特別版では、昨今の「コンプライアンス」について上沼が持論を展開する。



○■上沼恵美子 コメント

ラジオみたいに話したいこと全部話しました。古舘さんがいたら、落ち着くというか元戦友やから気が許せるというのか、いろいろ言いやすいのでいらんこともいっぱい喋ってしまいました。無茶苦茶でした(笑)。観覧に来ていただいたお客さんもすごく素敵で、観客の前で収録するのは久しぶりだったんですけど、やっぱり良いなあと思いました。生の舞台はとてもうれしかったです。

○■嶋佐和也(ニューヨーク)コメント

番組全体が面白かったです。そして収録中はずっと上沼さんと古舘さんが喧嘩してました(笑)。最後までずーっとしてました。その間にちょうど僕が座ってたので、目の前で2人の掛け合いを生で見れたのは本当に貴重な体験でした。

屋敷:格闘技の試合みたいやったもんな。

嶋佐:大物2人の生喧嘩を見させて頂いた。

上沼:でも喧嘩できるようになっただけでもすごい事よね、冷戦でしたから。すごく楽しかったです。

○■屋敷裕政(ニューヨーク)コメント

ライブ感が物すごい収録でしたね。お客さんが70人来られてたんですけど、そこに1400人以上の応募があったのも頷けるというか、そりゃ生で見たいやろうなと。どこまで使えるかわからないような話もいっぱいあって有料でもおかしないというか、これが地上波でタダで見れるんやっていう感じですね。絶対放送も見ようと思ってます。あと、上沼さんとタッグ組ませて頂いたことは人生最高の思い出になりました。

○■古舘伊知郎 コメント

『報道ステーション』の時は、政治家さんと生でバトルみたいなものが期せずしてあったんですが、バラエティの中ではあまりなかったので、あの天下の上沼恵美子さんのツッコミを受けながらのバトル、というより応酬する感じ、ラリーがものすごく気持ちよかったです。古舘が苦手な方も上沼さんのおかげで違う味が出ているからぜひ見て欲しい。そして、上沼さんの私への対応と、INIの毛穴が引き締まった佐野さんへの対応は明らかに違う! この辺の番組内格差も見てもらいたいです笑。









































【編集部MEMO】

上沼恵美子は、高校生の頃に姉妹漫才師の海原千里・万里として1971年にデビューし、上方お笑い大賞銀賞を受賞。1975年にレコード「大阪ラプソディー」の大ヒットなどを経て、結婚を機に一時芸能界を引退した。1978年に復帰し、その後、紅白歌合戦の司会やNHK連続テレビ小説『ちりとてちん』の語り、『M-1グランプリ』の審査員を務めるなど活躍。現在は読売テレビ・中京テレビで放送中の『上沼・高田のクギズケ!』、朝日放送ラジオ『上沼恵美子のこころ晴天』に出演中。2021年からYouTubeチャンネルを開設し、登録者数は43.8万人を誇っている(2023年12月現在)。