中京テレビ・日本テレビ系バラエティ特番『日本で一番早いお笑いバトル! フットンダ王決定戦2024』が、今回も年を越えた1月1日午前2時から早朝6時まで、4時間にわたって生放送される。MCのタカアンドトシに、若手出場芸人への期待や今後の構想などを聞いた――。

タカアンドトシ

○“フットンダチルドレン”はレベルが高い

13回目の開催に「日本一早いお笑いバトルが無事開催できるということ、本当にありがたく思っております」というトシ。一方のタカは「毎年出てますけどね、優勝できねえ。それぐらい難しい」と吐露しながら、「とにかく熱いバトルになるので、楽しく初笑いしていただきたいですね」と呼びかける。

レギュラー放送から15年の歴史を刻んできたということで、2024年のテーマは「フットンダチルドレンの祭典」を掲げ、『フットンダ』を見て育った旬の若手芸人たちが勢ぞろい。

これについて、トシは「時代を感じますよね。粗品(霜降り明星)が中学のときに見てたって言うんですから」と驚き、タカは「我々も小さい頃から見てた番組出たときにすごいうれしくて、めちゃくちゃ頑張ったじゃないですか。だからフットンダチルドレンたちは、そのテンションで頑張って手数も多いですからね。“まだ若手だし大丈夫かなこいつら”って不安だったんですけど、レベル高いですよね」と感嘆した。



○「細かすぎて伝わらないモノマネ」に出場も…

そんなタカトシが子どもの頃から憧れ、初めて出演した際に感激した番組の1つが、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ)。トシは「タカさん(石橋貴明)でけぇ、ノリさん(木梨憲武)もでけぇ、ボブさん(ボブ市川=とんねるずマネージャー)でけぇ〜!って驚きましたね。ボブさんが一番でかかったですから、いまだに忘れられない」と振り返る。

2人が出たのは、現在も続く名物企画「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」。オーディションに合格し、スポーツに造詣の深いとんねるずに向けて、トシは「ベン・ジョンソンのあまりの速さにチラ見するカール・ルイス」、タカは「マラドーナのフリーキック」を披露した。

残念ながら放送ではカットされてしまったそうだが、トシは「目の前でやれたのがうれしかったです。僕はもう1個、『(ミラクル・ワールド)ブッシュマン』という映画のカイの顔マネをやったんですけど、タカさんに“彼のチョイスは古いよね”って言われたのをモニターで見て、“タカさんが言ってくれた!”ってうれしかったのを覚えてます」と鮮明に記憶しているそうだ。

『みなさん』では結果を残せなかった2人だが、フットンダチルドレンたちには活躍を期待。タカは「トーク番組とかだとうまいことしゃべれなかったりするけど、『フットンダ』は回答権を与えられるから、誰にも邪魔されずに発表できるじゃないですか。だから、初出場で緊張してても答えやすい番組だと思うんですよね。自分が見ていた番組ということで(気持ちにエンジンが)かかって、すごくプラスに働くと思います」と予想した。



○オープン大会構想も「本当に強いやつを決める」

出されたお題の言葉をもじっておもしろ回答を競う『フットンダ』は、芸人以外も参加しやすいフォーマットだけに、今後さらに番組の歴史を重ねていく中で、トシは「今回も(ワイドルカードに)アマチュアが出てるんで、“普通のサラリーマンですけど『フットンダ』大好きなんでもじりたい”っていう人がいたら」と、門戸開放するアイデアを披露。

それを受け、タカは「M-1みたいに全国で1回戦からやっていって、本当に強いやつを決めるのもいいよね。エントリーフィー3,000円ぐらい取って」と、運営も考えながらオープン大会への夢を構想していた。