2023年春、港区の格式ある庭園「八芳園」に、デートにぴったりのレストランが誕生した。

『RESTAURANT ENJYU』のカウンターでのディナーは、大切な夜を贅沢に彩ってくれる。

和食やフレンチのアイデアが入り混じる自由なコースも、会話を弾ませること必至だ!


「八芳園」のメインダイニングが、デート仕様に生まれ変わった!

カウンターはブビンガの木。傾斜になった高い天井も美しく、まるで避暑地のホテルのようだ。外の景観を邪魔しないように、店内はアースカラーが基調

港区にいるとは思えない自然の美しさ。都心の中に潜む非日常が、誘った相手を癒やす


約1万坪の敷地に広がる「八芳園」の庭園。約170本のもみじが緑から赤へと染まる時季で、ライトアップも見もの。

特等席となるのが、庭園に面する『RESTAURANT ENJYU』のカウンターだ。

席に着くと、まるでスクリーンのようにもみじや樹齢百年以上の木々が眼前に迫る。

厨房には料理長の古山 哲さん率いる洋食4人、和食2人の料理人がそろい和洋折衷。旬の食材をどう活かすか話し合い、メニューを考案する。


全国の生産者とのパイプを活かした、上質な食材を独創的なひと皿に


「八芳園」が地方自治体との繋がりを大切にしているので、全国の生産者からの協力も厚く、食材レベルはすこぶる高い。



「九州産クエの炭火焼き」は、皮と身の間のジューシーさも堪らない


「九州産クエの炭火焼き」は、フレンチのシェフによる百合根のソースに、和食の料理人によるクエの出汁と味噌たまりのソースが重なり、仕上げはハーブオイル。

味噌たまりの発酵による旨みが百合根のコクとマッチして、そこにハーブがお洒落に香る。口内に自然を感じ、眺めも自然。




低温調理でしっとり仕上げた「岩手県山田町のホタテ」。

能登『あんがとう農園』のハーブと甘海老を添え、酸味と苦みをプラス。




「ホワイトチョコレートといちご」。中はハーブのジュレとホワイトチョコのムース、いちご。メレンゲを崩して食べる。

すべてコース(16,500円)より。



400年の歴史をもつ日本庭園の中に!元は江戸時代の屋敷跡地で、400年以上の歴史を誇る。大都会と忘れるほど木々が茂り、鴨やアオサギなどの野鳥も飛んでくる。池の錦鯉は270匹。春は花見スポットに


そんなディナーが終わったら、ふたりでぜひ夜の庭園散歩を。

鯉が泳ぐ池が鏡となって木々を映す光景は、ロマンティックな演出として申し分ない。


【WINE TIPS】
気になって仕方ないワインの相場


手堅い泡やナパの名門も。

「ヴァランセブラン / クロード・ラフォン」5,500円、「ビルカール・サルモン / ブリュットナチュール」15,015円、「ケンゾーエステート 深穏」33,000円。


■店舗概要
店名:RESTAURANT ENJYU
住所:港区白金台1-1-1 八芳園内
TEL:0570-064-128
営業時間:ランチ 12:00〜(L.O.13:00)
     ディナー 18:00〜(L.O.19:00)
定休日:火曜(この他、施設に準ずる)
席数:カウンター8席、テーブル16席、個室4(2席、6席2室、8席)


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