AKB48卒業発表の柏木由紀、グループの最前線で17年駆け抜けてきたアイドルとしての軌跡

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10月20日に日本武道館にて開催されたAKB48のコンサートにて、グループからの卒業を発表した柏木由紀。AKB48のメンバーとして、約17年もの間、最前線で活躍してきた彼女の卒業発表は、SNSでも大きな反響を呼んだ。本記事では、柏木のこれまでの活動を振り返りつつ、長きにわたって愛されてきた彼女のアイドルとしての魅力を考察したい。

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2007年にAKB48の3期生として加入し、39thシングル「Green Flash」では小嶋陽菜とのWセンターとして初めてシングル表題曲のセンターを務め、延べ51作で選抜メンバー入りを果たすなど、第一線で活躍してきた柏木。2020年には個人のYouTubeチャンネル「ゆきりんワールド」を開設し、すっぴんからのメイク動画や“踊ってみた”動画などが人気を博して、約60万人のチャンネル登録者数(※2023年11月20日現在)を誇っている。そんな柏木が多くの人に愛される理由の1つは、やはり握手会での“神対応”だろう。“元祖握手会女王”とも称された柏木だが、YouTubeで今年7月にアップされたファンイベントの様子を公開した動画では、今もなおファンと楽しそうに交流する柏木の姿が映し出されており、「本当にファンのこと大事にしてるね」「ゆきりんのファンサは神すぎる!!」といった絶賛の声が集まった。日頃から大切に思っていることが伝わるからこそ、彼女を応援し続けたいと思うファンも多いのではないだろうか。

過去には「もし将来結婚したり、子供を産んだりしたとしても、できればやっぱステージに立ち続けてアイドルやりたいなっていうのが目標ではありますね」と、“生涯アイドル”宣言をしていたこともあった柏木。これまでも卒業については何度か考えたそうだが、明確に意識し始めたのが2023年の頭だったという。卒業報告をしたYouTubeの動画では「今もう32歳で。AKB48というグループの中にいる柏木由紀以外の自分もなってみたい」と決断に至った理由を明かしており、コメント欄には「長い間アイドルを続けてくれてありがとう!」「32歳までアイドル続けられたのはゆきりんの努力の賜物だと思う!」「永遠にアイドルでいてください」といったコメントが多数寄せられた。約17年間活動してきた柏木の功績は、AKB48にとっても大きいはずだ。

柏木の卒業発表を受けて、かつて共に切磋琢磨した高橋みなみは、自身のInstagramの投稿にて、「32歳同い年、どんどん周りが卒業する中AKB48を、アイドルを愛し続けるその姿は本当に尊敬でした」と明かしつつ、「最後までアイドル人生謳歌してね!」とエールを送っていた。また、松井珠理奈は自身のXの投稿で、「昔の曲を歌う時、オリメン私達しかいないねってよく話してました」と思い出を振り返りつつ、「17年間アイドルって本当に凄いです ステージでファンの方を夢中にさせるパワーに憧れていました」と綴っていた。ステージ上で輝く柏木の姿は、多くのメンバーにも影響を与えたのではないだろうか。

ファンにまっすぐ向き合う姿、そしてステージ上での存在感あるパフォーマンスで活躍してきた柏木。なお、AKB48は来年3月16日・17日に『AKB48春コンサート2024 inぴあアリーナMM』を開催予定で、1日目には柏木の卒業コンサートが実施される。卒業までの間、AKB48を長年引っ張ってきた彼女の勇姿に注目したい。